開発マネージャーが実践!疲れないリモートコミュニケーション4選

こんにちは。デベロッパーリレーションズチームの村上です。今回は私のチームで行っているリモートでのコミュニケーションについて紹介していきます。
昨今リモートワークされるエンジニアの方も多いと思いますので、同じような環境で行き詰ったかたの参考になれば幸いです。

はじめに

前回のブログでは、リモートワークで活用しているツールについてご紹介いたしました。

今回は、リモート環境におけるコミュニケーション方法にフォーカスしてお届けしたいと思います。
リモートワークが浸透する一方で、圧倒的に課題としてあげられることが多いコミュニケーション不足。

これは、弊社内でも同様に起きている問題でした。
今回は実際にわたしたちのチームで発生した事象とその解決方法についてご紹介いたします。

リモートコミュニケーションについて

元々わたしが勤務しているkitaQでは、全社的にリモートワークが推進される前から、東京~北九州の間でチームを跨いで開発をしていた為、ある意味日々リモートワークのような状態ではありました。

オフィスでは常時接続用のiPadが数台あり、気軽に東京側のエンジニアに声を掛けてコミュニケーションを取ったりしていました。その為、全員が在宅でのリモートワークになっても、そこまで大きな問題は起こらないだろうという想定でした。

発生する課題

ところが、実際に在宅でのリモートワークが始まると課題となるところがいくつも出てきました。

  • パートナーとの雑談が激減
  • カメラ越しだとその人のコンディションが把握できない
  • 在宅が続くことでのモチベーション低下
  • さまざまな要因から作業効率が落ちてしまうパートナーが出てきてしまう

オフィスである程度パートナーが固まって業務をしていたときと、確実に状況が違いました。このままではよくないと思い、これまで以上にヒューマンマネジメントにリソースを使っていくことにしました。

マネジメントへの負担増

私はマネージャーとしてマネジメントを主な業務としていますが、もちろん合間で開発作業を行っています。これまではパートナーへの声掛けがしやすいオフィスだった為、開発とマネジメントのバランスが取れていましたが、マネジメントのウェイトが増えてしまい開発作業にも影響がでてきました。
これではまずいと思い、チームの再編を含めマネジメントのやり方を見直していくことに決めました。

リモートコミュニケーションの課題解決

課題がわかっているのであれば、解決すれば良い!ということで、以下で紹介するようなやり方を試していくことにしました。

1on1の機会を増やす

まずはパートナーと1on1で雑談や相談をすることにしました。

全員が繋がっている場では出にくかった相談や、雑談ができることでパートナーの調子も少しだけ良くなったように感じます。ここで相談されたことは積極的に解決していくようにして、次の1on1で悩み事が解決できているかを確認していきました。

最初はなかなか話題が出てこなかったりしましたが、繰り返し行っていくことでパートナーから話題を振ってくれることも増え、相談してもらえるようになってきました。

みんなが集まる場でのファシリテーション

コミュニケーション量を増やす為に、朝会に加えて夕会やチームキープの時間を取るようにしました。ただ集まるだけではパートナー同士でのコミュニケーションは生まれません。なので雑談をベースに話題を振ってパートナー同士のコミュニケーションの促進を行いました。

最初は私が1人で喋ってるだけ(笑)でしたが、しだいに話に乗ってきてくれて有意義な時間を作れたかなと感じています。

負担の少ない常時接続環境

在宅でのリモートワークが始まって一番不安だったのが、在宅だと中々作業効率が上がらないのではという問題でした。

最初は、常に顔を見れる環境が良いと思い、パートナーには常にカメラONで常時接続の環境を作ってもらっていました。ただこれに関しては結構負担に感じているパートナーもいたようで、四六時中見られている感覚があって嫌だったという意見もありました。とはいっても、どんなことが課題になっているのか、即時対応できない環境においては、マネジメントする立場の自分がとても不安でした。


ということで、最終的に行き着いたコミュニケーション方法が、Discordを利用して常時接続してもらうことです。

最初はZoomのカメラOFF運用をしていたのですが、他のチームとのコミュニケーションも課題になりつつあったので、Discordを複数のチームで運用することにしました。Discordだとどこに誰がいるかというのが、かなりわかりやすくなりました。ミーティングも、顔をみて話をしたい時はカメラONにして話すか、Zoomに移動して行うことで、パートナーや私の負担が少なく常時接続環境を用意することができました。

オンラインでできるコミュニケーションタイム

最近取り組んでいるのですが、仕事以外にもなにかコミュニケーションが取れるようにしたいという思いと、相手に対してうまく伝える力を養ってほしいという考えから、チームキープの時間を利用して、オンラインでできるコミュニケーションゲームを取り入れています。

パートナー発案で以下のような企画を実施しました。

  • パートナーをもっと深く知ろう ~クイズ○○さん~
  • 水平思考クイズ
  • 町の地図を作成しよう
  • お絵かき伝言ゲーム

といったものです。詳細は割愛しますが、どれも楽しみながら相手とコミュニケーションが取れ、伝える力をつけることのできる良い企画でした。

一見、エンジニアの業務とは関係のないように思う方もいるかもしれませんが、こうしたレクリエーションを通して、お互いの考えや人柄を知ることで、心理的に安心できるチーム環境を作れたと自負しています。そして、それは結果としてチームワークを深め、より生産性の高い開発へとつながると考えます。
これからもこういった業務外の取り組みも継続してやっていきたいと考えています。

まとめ

色々と工夫を繰り返して良いやり方を見つけてきたのと、パートナーもリモートのコミュニケーションに慣れてきてくれたおかげもあって、どんどんチームコンディションは良くなってきているように感じます。

まだまだ取り組めることは沢山ありますので、チャレンジを重ね、良いものを取り込み、チームとして更に良いパフォーマンスが出せるよう努めていきます。

ブログの著者欄

村上 悠

GMOインターネットグループ株式会社

北九州で10年以上ソフトウェア開発に従事。2018年4月GMOインターネットグループ株式会社に転職。 アクセス事業のプロダクト開発を行う傍ら、プレイングマネージャーとしてチームマネジメントも行う。 地元への貢献として、アプリケーション開発者育成講座や小学校プログラミング教育にも携わる。

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