GMOインターネットグループの稲守です。 今年で9年目になる新卒技術研修についてシリーズ掲載をしていましたが、今回記事で今年分の最後になります。
今季の過去記事
https://developers.gmo.jp/technology/14618
https://developers.gmo.jp/technology/18135
https://developers.gmo.jp/technology/20200
アウトプット開発
最終週はチームごとでアウトプット開発を行いました。これは初年度から行っている取り組みでインプットしたものをアウトプットしてもらうことを目的としています。年々、カリキュラム内容はアップデートしていますが、基本的なコンセプトは初年度から継承していると思います。今年も前年同様に最終週の1週間で開発してもらい、最終日の金曜日に成果発表会を実施しました。
アウトプット開発を行うに当たり、各チームごとにエレベーターピッチやXD、figmaなどのプロトタイピングツールでモックを書き出してもらっています。参加いただく皆さんには短期間でモックから仕様を落とし込み、タスク見積もりをしてもらい、毎日朝会で見積もりとの誤差を解消しつつプロトタイプ開発を体験してもらいました。明文化してみると僕らが開発する日常と変わらない基本中の基本かもしれませんね。例年感じていることですが、プログラミング能力はもちろん大事です。一方で作り上げるための「見積もり精度」「コミュニケーション量」が【ちゃんと動くプロトタイプ】を作れる鍵になっているように思います。まさにHRTを求められているのがチーム開発であるという訳です。
成果発表会
3年振りに実地+オンラインのハイブリッド開催で成果発表会を実施しました。成果発表会は最終日の1日を使って開催しました。リアル会場は渋谷の第2本社フクラスのカフェスペースを利用しました。
開催形式
形式:ブース展示形式+オンラインブース(Zoomブレイクアウトルームを利用)参加:新卒メンバー(発表者)、全パートナー(見学者、評価者)
リアルにして良かったこと
フィードバックが即座に行われるので情報の往来が多い=情報が濃いワイワイ一体感(多人数リモートでは醸成が難しい)
リモートを残した理由と良かったこと
急な全面リモート対応が必要になった際の保険として準備していたリモート勤務や地方勤務のメンバーもカジュアルに参加できたビジネス側のマネージャーなども参加してくれて、成果物へのフィードバックをしてくれた午前のカジュアル見学者が午後に会場見学者として参加してくれた結果として見学者、評価者が増えた
成果発表会の実施後に集計した評価投票により、成果物への順位発表も無事に行うことが出来ました。今年も素晴らしいアウトプットが沢山うまれたことが事務局としては何より嬉しいことです。
さいごに
前編の記事でも触れましたが、リアル開催が出来て非常に良かったです。一方でリモートを取り入れることによる利便性も感じました。運営側の手間もありますので一概にこれが正解とは言えませんが、来年以降もハイブリット開催の美味しいトコ取りをしていきたいなと感じています。本研修制度は開発者が開発者のために作った制度です。今年も多くの講師メンバーのみなさんのご協力で成立しています。ご協力に心から感謝します。またグループ各社の人事各位をはじめ、ご協力いただいたすべての皆様に事務局を代表してお礼申し上げます。長文ご覧いただきありがとうございました。お疲れさまでした!