【美雲このは12周年生誕祭 このはぴば!2025 】グラフィック制作ディレクションの振り返り

GMOインターネット株式会社が提供するレンタルサーバーサービス『ConoHa byGMO』は2013年7月4日にサービスリリースし、今年で12周年を迎えました。

2025年8月30日、いつも支えてくださっている皆様へ感謝の気持ちを込めてオフラインイベント「このはぴば!2025」を開催しました。

本記事では、当日の様子の一部とともに、私が担当したグラフィック制作まわりの制作ディレクションについて振り返りたいと思います!

このはぴば!2025

イベント概要

  • 開催日時:2025年8月30日(土) 15:00~19:00
  • 開催場所:GMO Yours・フクラス
  • 主  催:GMOインターネット株式会社

コンテンツ・当日ハイライト

「このはぴば!2025」は、前半にConoHaのエンジニアによるテックトークと来場者LT、後半に美雲このはの生誕祭配信を会場で楽しむライブビューイングという二部構成で実施しました。会場内では ConoHa AI Canvas の体験会や、このはちゃん自作のゲーミングPCの展示も行われ、参加者にとって貴重な体験の場となりました。

【前半】ConoHaテックトーク
ConoHaの開発に携わるエンジニアが登壇し、サービスの開発裏話や技術的な解説を披露しました。来場者によるLT枠も設けられ、多彩なテーマで熱い想いが共有されました。

【後半】このはぴば!2025 YouTube生配信(ライブビューイング)
「このはぴば!2025」は、ConoHaの応援団長・美雲このはの12周年を記念した生誕祭イベントでもあります。今年は「夏祭り」をテーマに配信を行い、オフライン会場では、軽食を楽しみながら大画面でのライブビューイングを実施しました。来場者同士が一体となって盛り上がる時間となりました。

▼配信アーカイブ

制作ディレクション

今回私は、主にノベルティや販売グッズの制作、会場の誘導看板や装飾に至るまで、グラフィック制作まわりのディレクションを一貫して担当しました。

コスト感や入稿仕様を踏まえたグッズの企画立案から入稿先の選定、スケジュール管理、デザイン確認、入稿データのチェックまでを行い、イベント全体の世界観をグラフィックで支える役割を担いました。

ディレクションした制作物の一部

1. 企画

キャラマーケの体制は、一般的なフローとは異なり、クリエイター自身が主体的に企画に関わります。まずキャラマーケメンバーと共にイベント日やテーマ、全体のスケジュールを決定し、その後イラスト発注の依頼や必要な制作物の洗い出し、グッズ企画へと進めていきました。

グッズ制作といっても、ショップ販売グッズ、オフライン会場の来場者特典ノベルティ、キャンペーンのプレゼントグッズなど多岐にわたり、それぞれの目的を明確にしたうえで企画を行うことが重要です。クリエイターが企画段階から関わることで、コストだけでなく印刷方式や入稿仕様を理解した上で判断ができるので、無駄なやり取りを減らすことができています。特にグッズ制作はサイズや素材、印刷方式や入稿先など事前に確認する事項が多いため、後から希望通りの印刷ができないといったトラブルを防ぐことができます。

キャラマーケでの立ち位置
グッズ企画書の一部

2. スケジュール管理

制作物の数が多岐にわたるため、全体スケジュールの把握と調整が欠かせませんでした。制作の優先度をつけ、入稿日や納品日を逆算し、各工程に必要な期間を設定し、余裕を持ったスケジュールを組みました。また、スケジュール管理表は随時更新し関係者と情報を共有することで、遅延や齟齬のない進行を実現しました。

それぞれ必要となるタイミングが違って、デザイン確認や入稿確認が同時にいくつも重なってしまうこともあり、作業が滞らないよう調整するのはなかなか大変でした。

例えば、事前販売グッズはLP公開日に合わせて販売を開始する必要があり、その日までに必ず納品を終える必要がありました。一方で、会場で使用するポスターはイベント当日までにあればよいため、納期や優先度を柔軟に調整しながら進行を管理しました。

スケジュールイメージ

この段階で優先度やスケジュールをしっかり決めておいたことで、納期に追われてクオリティが下がってしまうといったことがなく、安定した進行につなげることができたと思います!

3. デザイン制作・確認

制作を依頼する際は、細かな入稿仕様や必須要素、使用する素材を明確に伝えるだけでなく、素材データの保存場所や参考になる過去制作物のデータの場所も併せて提示しました。これにより、すぐに作業に着手できるよう整理し、効率的に進行できる体制を整えました。

デザイン確認の段階では、目的に沿っているかどうかやクオリティはもちろん、ユーザー視点に立ち、実際の使用シーンを想定した判断を重視してチェックを行いました。

4. 入稿データ確認

データの修正・手戻りを防ぐために、入稿データに不備がないか確認することは必須です。

入稿チェックリストの活用

入稿データを制作する際には、文字がアウトライン化されているか、総インキ量が規定の数字を超えていないか、不要なレイヤー・オブジェクトがないかなど、確認すべき項目が複数あります。そのため、入稿チェックリストを活用し、確認漏れを防止しています。また、デザイン制作者とディレクション担当のダブルチェック体制を設けることで安定した品質を担保しています。

クリエイティブ入稿データチェックリスト

AIを活用して効率化

作業をより効率化できるよう、Illustratorのスクリプトを活用することがあります。以前は「ここも自動化したいけど…スクリプトが書けない…」と思うことが多かったのですが、現在はAIを活用してIllustratorのスクリプトを生成し、実際の業務で使用しています。特に、入稿データの作成や確認にかかる時間を大幅に短縮できています。

その中でも、社内デザイナーが生成してくれた、「総インキ量300%を超えていないかを確認するスクリプト」や「カラーの数値に小数点が残っていないかを確認するスクリプト」はとても便利で、日々のチェック作業の精度向上にもつながっています!

入稿データ確認時に便利なスクリプト

まとめ

グラフィック制作まわりの企画から入稿データのチェックまでを一貫して担当したことで、全体の進行をスムーズにコントロールでき、クオリティを保つことができたと感じています。しかし、担当する作業が多くなったり、グラフィック制作以外の連携が甘かったりと、まだまだ課題も多く見つかりました。

今後は、より良い制作フローを目指して改善を重ね、キャラマーケ全体の動きをさらに活発にしていきたいと思います。

ブログの著者欄

かみの

GMOインターネット株式会社

2020年に新卒でGMOインターネットグループ株式会社に入社。現在はGMOインターネット株式会社で、グラフィックデザインやWebデザイン、キャラマーケティングまで幅広く担当しています。

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