自己紹介
はじめまして。GMOインターネット株式会社 宮崎オフィスで勤務しております。フジモト ユウスケと申します。まずは簡単に自己紹介をさせてください。
普段はお名前.comというドメイン登録・販売サービスのデザインチームにてリーダーとして就業させていただいています。主に業務のリードやフォローをはじめ、マネジメント、採用活動、拠点で起こる事象や課題の対応などありがたいことに幅広い分野でお仕事をさせていただいています。
特徴のせいか、時折「変な人」と言われることもございますが、クリエイターとはそもそも“変”な人の集まりだと思っていますので、むしろ誇りに感じています。
クリエイターが採用活動をする意義とは?
さて、ここから本題です。今日お話しするのは、タイトルの通り「クリエイターが採用活動をする意義とは?」についてです。
採用活動は本来、人事部門の管轄であるのが一般的であり、クリエイターの主業務は「制作」です。制作物を通して事業や社会の課題を解決し、豊かな未来を築き上げていくことこそが、意義・義務・責任を伴うクリエイターの本分だと認識しています。
したがって、人によっては「採用に注力する私の姿」を異様に感じるかもしれません。
では、なぜ私がこれほどまでに採用に力を入れているのか――その理由は大きく4点あります。
1. 前任のリーダーから受け継いだ宮崎チームを成長・拡大させたい
2. 専門職のことは当人にしか分からない
3. 会社のブランディングに寄与したい
4. インハウスクリエイティブの楽しさを伝えたい
1. 前任のリーダーから受け継いだ宮崎チームを成長・拡大させたい
まず一つ目の「宮崎チームの成長・拡大」についてです。私が宮崎オフィスに加わった当初は、チーム規模もまだ小さく、何を軸に成長していくか模索している段階でした。前任のリーダーから受け継いだ“挑戦する文化”や“自由な発想”を守りつつ、より多様なクリエイティブが生まれる環境をつくるには、仲間を増やし、新しい視点を持つメンバーと共に試行錯誤を重ねることが欠かせません。採用はその第一歩であり、未来の仲間を迎えることは、チームの未来を形づくる最も重要な施策だと考えています。
2. 専門職のことは当人にしか分からない
二つ目の「専門職のことは当人にしか分からない」という点も、クリエイター採用ならではの大きな理由です。デザインや開発の現場は、日々の技術進化やトレンド変化が激しい領域です。実際に手を動かしているクリエイターだからこそ、求職者が持つスキルやポテンシャル、そして現場で活躍できるかどうかを、より具体的に見極めることができます。人事だけでは把握しきれない「この人と一緒に作りたい」と感じる直感的な部分も、同じ専門領域のクリエイターだからこそ感じ取れるものがあります。また、これから共に戦っていく言わば戦友を直接スカウトしたり、チームでデザインするという目線もやりがいに繋がっています。
3. 会社のブランディングに寄与したい
そして三つ目は「会社のブランディングに寄与したい」という思いです。採用活動は、会社の価値や魅力を世の中に伝える重要な接点です。クリエイターが前面に立ち、自らの言葉で働く環境や挑戦のリアルを発信することで、単なる求人情報では伝わらない“文化”や“空気感”が求職者に届きます。結果的に、"GMO"というブランドの信頼性や存在感を高めることにつながると考えています。特に宮崎では知名度こそ広がってきたものの、クリエイターがいる会社という認識は弱いと感じることも多く、ここ宮崎でも東京と同じレベル感の業務ができる楽しさは伝えていきたいと心がけています。
4. インハウスクリエイティブの楽しさを伝えたい
最後になりますが、「インハウスクリエイティブの楽しさを伝えたい」という思いです。社内に所属するからこそ、プロジェクトの最初のアイデア段階からリリース後の改善まで、すべてのフェーズに深く関われます。単発的な案件ではなく、サービスやブランドの成長を長期的に見守り、育てていけるのはインハウスならではの魅力です。
また、エンジニアやマーケターなど他職種のメンバーと日常的に近い距離で協働できるのも大きな楽しさです。多様な視点が混ざり合うことで、新しい発想や表現が生まれ、自分のクリエイティブが事業そのものに直結する手応えを日々感じることができます。成果がダイレクトにユーザーや社内外からの反応として返ってくる瞬間は、何度経験しても心が躍ります。
以上の理由から、私は「クリエイターが採用に関わる意義」があるのではないかと考えています。採用に関わることは、制作と同じく未来をデザインする行為なのではないでしょうか。新たな仲間との出会いは、私たちが生み出すプロダクトやサービス、そして宮崎から発信するクリエイティブを、より豊かにしてくれるはずです。
学び
私自身、この採用活動を通して多くの学びを得ています。候補者との対話は、単に人材を選ぶ場ではなく、自分たちの価値観やビジョンを改めて言語化する機会でもあります。「私たちは何を目指し、どんな未来を描きたいのか」──その問いを仲間と共有しながら考える時間は、制作現場の成長にも直結します。
また、採用は一方向の“選ぶ”行為ではありません。応募者の方々が「ここで働きたい」と思える会社であるかを、私たち自身が常に問われています。だからこそ、オフィスの雰囲気づくりやチームの文化をより良くしていく努力も欠かせません。採用に携わることで、組織を内側から磨き続ける責任を強く感じるようになりました。
これからも宮崎からクリエイティブを発信し、「この場所で一緒に挑戦したい」と思っていただける仲間を迎えるために、採用活動と制作活動の両輪を大切にしていきたいと考えています。
最後に
最後に、もしこの文章を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ私たちのチームに会いに来てください。新しい出会いこそが、未来をより鮮やかに彩る第一歩だと信じています。
最後までご拝読いただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。