今回は、EmacsからVS Codeに乗り換えて以降開発環境が完全にVS Codeに移行したことを記事にしました。最近愛用しているVS Codeプラグイン「Jumpy」も紹介しておりますので、是非試してみてください。
はじめに
こんにちは、GMOインターネット株式会社の斉藤です。以前にブログ記事にも書いたのですが、昨年EmacsからVS Codeに乗り換えました。開発環境をまるっと乗り換えたわけですからそれはもう大きな変化だったわけです。
https://developers.gmo.jp/11041/
今現在、私自身の開発環境はVS Code一択になって、Emacsは完全に使わなくなってしまいました。良いエディタなのは間違いありませんが、ちょっと寂しいですね。私は最近GMOの仕事ではPHP, JavaScriptなどを、プライベートではGo, Flutter(Dart), Next.jsあたりを触っています。特に後者のような新しい言語やフレームワークへの対応で、EmacsはVS Codeには確実にかないません。ユーザー数が違うからです。そして以前のブログでは、Emacsからの乗り換えに当たって導入したVS Codeのプラグインについて紹介したのですが、今回は最近私が愛用しているVS Codeプラグインを紹介したいと思います。
Jumpy
Jumpyはwmaurer氏が開発したVSCodeのカーソル移動を助けてくれるプラグインです。このプラグインを使うと、画面上のどの位置でも2キーストロークで移動することができるようになります。コンセプトはvimのプラグインであるvim-easymotionと似ていますね。
jumpy - Visual Studio Marketplace
以下のGifアニメによる動作説明がわかりやすいです。
(GitHubから引用)
使い方ですが、VSCodeのExtenstionsから「jumpy」で検索してインストールします。
jumpyには行を指定してカーソル移動するJumpy Line Modeと、画面上の単語を指定して移動するJumpy Word Modeモードの2種類があります。使いたいモードと、モードを抜けるときにキーバインドを自分で設定する必要があります。
Word Modeに入るキーバインド
{
"key": "shift+enter",
"command": "extension.jumpy-word",
"when": "editorTextFocus"
}
モードを抜けるキーバインド
{
"key": "Escape",
"command": "extension.jumpy-exit",
"when": "editorTextFocus && jumpy.isJumpyMode"
}
モードに入る/抜けるという考え方は、モードを持っているエディタに慣れていない方にはわかりにくいかもしれません。ただ、VSCodeにはこういった形式のプラグインが多くあるので理解しておくに越したことはないです。
ここまで設定できれば、jumpyが使えるようになります。
残念なことに、日本語テキストだとジャンプポイントが減ってしまいます
おわりに
エディタのカーソルの移動効率を上げることができれば生産性もあがるので重要です。私がもともとEmacsユーザだったのも、キーバインドを大量に登録してカーソル移動も含めていろいろな機能を少ないキーで呼び出せるようにしたかったからです。そこからすると、画面上のどの位置にでもすぐに飛べるjumpyは優れものです。
ぜひ皆様も使ってみてください。おすすめです。
それではまた次回お目にかかりましょう。