チームビルディングでドラッカー風エクササイズをやってみました

こんにちは。デベロッパーリレーションズチームの村上です。今回はリモート環境におけるコミュニケーション促進の取り組みを目的として行ったチームビルディング『ドラッカー風エクササイズをやってみた』話を書いていきます。興味のある方はぜひ読んでください。

はじめに

現在緊急事態宣言も解除され、今までリモートで仕事されていた方も久しぶりに出社されて仕事をしているかと思います。リモート期間中にメンバーが増えたりしたチームもあると思いますが、新しくジョインしたメンバーとのコミュニケーションをどうやって取っていますか?今回はコミュニケーションを円滑にする1つのやり方を紹介します。

ドラッカー風エクササイズとは

ドラッカー風エクササイズとは、「アジャイルサムライ」の著者が紹介しているチームビルディングを行うための手法のことです。4つの質問の回答を共有することで、お互いの考えや価値観、期待のすり合わせを行うことができます。

目的・効果

このドラッカー風エクササイズを行うことで期待できる効果は以下になります。

  • チームにおける不安や緊張を緩和できる
  • メンバーが持つスキルを認識できる
  • メンバーが大切にしている価値観を知ることができる

メンバーの価値観や考えを知ることで、相手のことを理解でき自分をどのくらい出せるかということがわかってきます。そうすることでリモート環境において課題である1つの、心理的安全性を確保することができると考えます。

実施タイミング

ではいつ実施するのが効果的かという点ですが、タッグマンモデルで言うところの「形成期」「混乱期」に実施するのが望ましいです。※タッグマンモデルとは、チームは4つの成長段階を経て成果が出せる状態になることを示したフレームワークです。


まだチームのメンバーがお互いのことを知らない、またはチームの中で目標に対する考え方・感情がぶつかる時期にやりましょう。

4つの質問

それではメンバーに回答してもらう4つの質問を紹介します。

自分は何が得意か

自分自身のことを振り返って整理することができ、それを聞いたメンバーはどういうことを任せればいいかを知ることができます。
たとえば「論理的思考」、「細かいところに気づく」、「状況を整理する」のような技術というよりは抽象的な能力を回答してもらいます。

自分はどういう風に仕事をするか

仕事をする上でどこからパフォーマンスを得ているかというのを伝えることで、パフォーマンスを上げやすい環境つくりをすることができます。
たとえば「夜型」、「効率化が好き」、「マイクロマネジメントが嫌い」のような回答をしてもらいます。

自分が大切に思う価値は何か

自分自身で何を重要視しているかを明確にすることで、相手の地雷となるところを事前に避けることができ互いに良い関係を築くことができます。
たとえば「家族」、「楽しさ」、「価値のある仕事」のような回答をしてもらいます。

メンバーは自分にどのように貢献することを期待していると思うか

自分自身がチームの中でどのような役割と考えているか、それを聞いたメンバーは期待している役割通りなのかをすり合わせができます。
たとえば「素晴らしいユーザー体験作り」、「徹底的なテスト」、「開発プロセス改善」のように回答し、お互いにすり合わせることで安心してチームで仕事に取り組むことができるようになります。

ツール紹介

次にドラッカー風エクササイズをする際に使うツールを紹介します。

本来なら・・・

メンバーが全員オフラインで集まっているのであれば、ホワイトボードに付箋を貼っていくスタイルが主流です。あとはカジュアルにやると思うので、お茶菓子も用意しておけば話が弾むんじゃないでしょうか。

リモートなら・・・

昨今の状況で全員がオフラインで集まるというのも難しい可能性があります。オンラインであればZoom等を使い、オンラインホワイトボードのサービス(miroMicrosoft Whiteboard)を利用するのをオススメします。ただ、みんなで見ることができればいいので、エクセルで共有したりSlackでもできてしまうと思います。今回わたしたちは、Microsoftがリリースしているshare point上のエクセルで行いました。)

チームでドラッカー風エクササイズ

では、ここからは実際に私のチームでドラッカー風エクササイズを行ったときの話です。
今回なぜこのタイミングかというと、私のチームに新しくメンバーがジョインしたばかりで、既存メンバーとのコミュニケーションが足りておらず、お互いに理解を深めてもらうのにちょうど良いと感じたからです。

タイムスケジュール

メンバーは9名参加だったので、なんとか1時間で終えることができました。このぐらいの時間でできるのであれば導入しやすいのではないでしょうか。
細かい時間設定は以下の通りです。

  • ドラッカー風エクササイズの説明(5分)
  • 質問の回答(15分)
  • 解答発表&すり合わせの時間(4分/人)
  • ワークショップの感想

ワーキングアグリーメント

今回ドラッカー風エクササイズをやる上でワーキングアグリーメント(チームでの決め事)を1つだけ決めていました。それは「メンバーを否定しないこと」です。あくまでも自己開示してもらいそれを知ることが大事なので、否定することはよくありません。

実施した感想

実際に使用したツール※個人情報は削除しています

質問に対して、参加メンバーの回答が並べられています。
この画面をシェアしながら実際に行いました。

参加メンバーからは以下のような感想や意見が寄せられました。

  • 「メンバーを深く知ることができ、より良いマネジメントができそうだと感じた」
  • 「他のメンバーから求められてることと、チームに貢献したいと思ってた自分像が一致しているのが改めて確認できて、非常に有意義だった」
  • 「結構わいわい盛り上がれるなと思った。リモート下でのコミュニケーションの補充にも効果的だと感じた」

他にもポジな意見をもらうことができました。自己開示以外にも、メンバーのことも知ることができるので、オンボーディングに最適だなと感じています。

次の取り組み

この取り組みは継続的にやっていこうと考えており、次回は質問をもう1つ増やそうと思っています。その質問とは「自分はその人にどのように貢献することを期待しているか」というものです。

これは自己開示をしている人に対して、周りのメンバーはどのように期待を寄せているかというのが明確になるので、さらにコミュニケーションを深められるのではかと考えています。

まとめ

チームビルディングの手法は数多くありますが、ドラッカー風エクササイズは自分を知ってもらうこと・自分を見つめ直すことに注力していると考えます。チームで実施し価値観や考え方をお互いに知ることで心理的安全性を高め、チーム開発やチームビルディングの効果を上げることも期待できます。


チームの人数にもよりますが、ファシリテーターさえ用意すれば簡単に行うことができるので、みなさんのチームでも実施してみてはいかがでしょうか?

ブログの著者欄

村上 悠

GMOインターネット株式会社

北九州で10年以上ソフトウェア開発に従事。2018年4月GMOインターネットに転職。 アクセス事業のプロダクト開発を行う傍ら、プレイングマネージャーとしてチームマネジメントも行う。 地元への貢献として、アプリケーション開発者育成講座や小学校プログラミング教育にも携わる。

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