こんにちは、 GMO インターネット株式会社 宮崎オフィスで Web デザイナーをしているモリンガです。
私たち宮崎オフィスのクリエイティブチームでは、デザイナー、エンジニア、映像クリエイターなどが更新する「宮崎クリエイターズブログ」という技術ブログを運用しています。このブログは私が2022年にデザインをリニューアルし、その後も継続的に改善を続けてきました。今回は、そんなブログのデザインリニューアルから運用改善まで、実際に取り組んだ施策とその成果をご紹介します。
目次
ブログリニューアルの背景
宮崎オフィスのクリエイティブチームでは、異業種から職業訓練校などを経てクリエイターに転職した方が過半数を占めます。(かくいう私もその1人!)
そのため、ブログや勉強会を通じて自学自習やアウトプットの文化を大切にしてきました。特にブログは私たちにとって、日々の業務で得た学びを発信する場として欠かせないものです。
そんなブログが私の入社時に、100記事を突破しようとしていました。
そこで、記事が増えても読みやすくするためにデザインリニューアルのプロジェクトがスタート。当時 Web デザイナーになりたての私が、デザイン改修に携わることになりました。
デザインリニューアルのポイント
「見やすさとファンづくりを考慮したデザイン改修」のためにまず、ブログを象徴するコンセプトを決めることから始めました。
GMO インターネット株式会社は「インターネットの海でお客さまが笑顔になるサービスや情報を運ぶ仕事」をしています。そんな中で、宮崎クリエイティブチームのメンバーが協力して業務に取り組む姿勢や、それぞれが得意分野を活かしている様子を例えるなら「船乗り/クルー」がぴったりだと考えました。
そのため、船乗りたちが学びを届けるこのブログを「チームの拠点である船」と位置づけ、そのままコンセプトとしました。ヘッダーにセーラー服の襟をデフォルメするなど、デザイン全体に「海」や「船」に関わるモチーフを取り入れています。

コンセプトが決まってからは、それを詰め込んだブログのロゴを制作しました。
ロゴは波から太陽が昇る様子が「宮崎クリエイティブ」の頭文字になっています。他にも海に関連するモチーフを詰め込みました。
新たに実装した機能
細かいデザインについてはこちらの記事にて詳しくご紹介していますので、今回は「新しい試み」をご紹介します!

ダークモード
デザインの叩き台をチームに確認してもらった際に、「ダークモード機能を搭載して、海を深海にしたらおもしろそう」というアイデアをいただき、すぐに取り入れさせていただきました!(このチームのそういうところが大好きです!)
ダークモードのデザインでは単純に背景を黒にしていたのですが、「目が疲れる」という指摘を受けたため、テキストエディタを参考に調整を繰り返しました。
SNS 的視点
リニューアル目的の一つである「ファンづくり」を叶えるため、今回のリニューアルでは SNS 的な視点を取り入れています。「執筆者一人ひとりがインフルエンサーだ!」という発想です。
まず、個性豊かな執筆者のファンを増やしたいという目的から、アイコンを各所に表示。メニューや記事一覧など、できるだけ執筆者の顔が見えるデザインにしました。
また「わざわざ一覧ページを切り替えてまで古い記事を読む人は少ないのでは」という仮説を立て、エンジニアさんにお願いして無限スクロールやキーワード検索窓を取り入れました。
運用改善の取り組み
デザインリニューアルを終えてからは、正式にブログの管理運用を任せていただくようになりました。それからは少しずつ継続的な改善と運用の仕組み化に取り組んできました。
スケジュール管理
元々は各自、自由なタイミングで投稿していましたが、これだと記事の投稿タイミングにばらつきが出てしまい、更新頻度も保てません。
そこで現在では、メンバー全員の執筆頻度や希望を考慮しながら、AI を活用してスケジュール表を生成しました。またこまめな声掛けを徹底することで、着実に記事が積み上がるようになりました。
社内周知

ブログの継続年数が増え、特に執筆年数の長いメンバーはモチベーションの維持が課題でした。
そこで現状を振り返ったところ、「他部署に新しく入った方はこのブログの存在を知る機会が少ない」ことや「ブログの再訪問きっかけの少なさ」から、社内認知度が低いのではという仮説が立ちました。
私ができることは何か考え、社内チャットで毎週金曜日に周知ポストを開始することにしました。ポストごとに「○○特集」という形で記事のテーマを設け、現在も投稿を続けています。文字だけでは読んでもらえないと思い、バナー付きポストにしてみました。(詳細はこちら)
これにより、社内認知度の向上だけでなく過去記事を読んでもらうきっかけも作れたのではないかと思います。
また、インターンシップや説明会など、社内外を問わずブログを宣伝し続けたこともあり、少しずつ認知度が広がっていくのを感じました。(本当に隙あらば宣伝してました…)
成果とまとめ
こうした取り組みを続けた結果、ブログを取り巻く環境は少しずつ変化しました…!
まずなんと言っても、デザイン改修前(2022年頃/ PV 平均月3,000)と比べて、月間 PV 数が約2倍に成長したことは大きな成果でした!
また、採用イベントへ参加した際に、参加者の方から「ブログ読みました!」と言っていただける機会が明らかに増加。社内外を問わず、ブログを通じて「チームの雰囲気」や「働き方」を知ってもらえる機会が増えたことは、チームにとってかなりプラスの効果でした。
そして今までの「ブログに対する取り組み」を評価いただき、GMO アワードにノミネートしていただけました!
- GMO アワードは、 GMO インターネットグループで最も活躍した仲間たちをたたえる「グループ最大級のセレモニー」です。各部門ごとに活躍した方をノミネートし、最終的には社員の投票で各部門のNo.1を決めるというものです。
残念ながら受賞はできませんでしたが、これまでの活動を評価いただき、コンテンツが育つ過程を経験できたことは1クリエイターとして励みになりました…!
もちろんブログはまだまだ発展途上です。今後も改善を続け、より多くの情報を発信していきたいと思います!
社内ブログやオウンドメディアの運用でお悩みの方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ブログの著者欄
採用情報
関連記事
KEYWORD
CATEGORY
-
技術情報(545)
-
イベント(200)
-
カルチャー(54)
-
デザイン(53)
-
インターンシップ(1)
TAG
- "eVTOL"
- "Japan Drone"
- "ロボティクス"
- "空飛ぶクルマ"
- 5G
- Adam byGMO
- AdventCalender
- AGI
- AI
- AIエージェント
- AI人財
- APT攻撃
- AWX
- BIT VALLEY
- Blade
- blockchain
- Canva
- ChatGPT
- ChatGPT Team
- Claude Team
- cloudflare
- cloudnative
- CloudStack
- CM
- CNDO
- CNDT
- CODEBLUE
- CODEGYM Academy
- ConoHa
- ConoHa、Dify
- CS
- CSS
- CTF
- DC
- design
- Designship
- Desiner
- DeveloperExper
- DeveloperExpert
- DevRel
- DevSecOpsThon
- DiceCTF
- Dify
- DNS
- Docker
- DTF
- Excel
- Expert
- Experts
- Felo
- GitLab
- GMO AIR
- GMO AIロボティクス大会議&表彰式
- GMO DESIGN AWARD
- GMO Developers Day
- GMO Developers Night
- GMO Developers ブログ
- GMO Flatt Security
- GMO GPUクラウド
- GMO Hacking Night
- GMO kitaQ
- GMO SONIC
- GMOアドパートナーズ
- GMOアドマーケティング
- GMOイエラエ
- GMOインターネット
- GMOインターネットグループ
- GMOクラウド]
- GMOグローバルサイン
- GMOコネクト
- GMOサイバーセキュリティbyイエラエ
- GMOサイバーセキュリティ大会議
- GMOサイバーセキュリティ大会議&表彰式
- GMOソリューションパートナー
- GMOデジキッズ
- GMOブランドセキュリティ
- GMOペイメントゲートウェイ
- GMOペパボ
- GMOメディア
- GMOリサーチ
- GMO大会議
- Go
- GPU
- GPUクラウド
- GTB
- Hardning
- Harvester
- HCI
- INCYBER Forum
- iOS
- IoT
- ISUCON
- JapanDrone
- Java
- JJUG
- K8s
- Kaigi on Rails
- Kids VALLEY
- KidsVALLEY
- Linux
- LLM
- MCP
- MetaMask
- MySQL
- NFT
- NVIDIA
- NW構成図
- NW設定
- Ollama
- OpenStack
- Perl
- perplexity
- PHP
- PHPcon
- PHPerKaigi
- PHPカンファレンス
- Python
- QUIC
- Rancher
- RPA
- Ruby
- Selenium
- Slack
- Slack活用
- Spectrum Tokyo Meetup
- splunk
- SRE
- sshd
- SSL
- Terraform
- TLS
- TypeScript
- UI/UX
- vibe
- VLAN
- VS Code
- Webアプリケーション
- WEBディレクター
- XSS
- アドベントカレンダー
- イベントレポート
- インターンシップ
- インハウス
- オブジェクト指向
- オンボーディング
- お名前.com
- カルチャー
- クリエイター
- クリエイティブ
- コーディング
- コンテナ
- サイバーセキュリティ
- サマーインターン
- システム研修
- スクラム
- スペシャリスト
- セキュリティ
- ソフトウェアテスト
- チームビルディング
- デザイナー
- デザイン
- テスト
- ドローン
- ネットのセキュリティもGMO
- ネットワーク
- ビジネス職
- ヒューマノイド
- ヒューマノイドロボット
- フィジカルAI
- プログラミング教育
- ブロックチェーン
- ベイズ統計学
- マイクロサービス
- マルチプレイ
- ミドルウェア
- モバイル
- ゆめみらいワーク
- リモートワーク
- レンタルサーバー
- ロボット
- 京大ミートアップ
- 人材派遣
- 出展レポート
- 動画
- 協賛レポート
- 基礎
- 多拠点開発
- 大学授業
- 宮崎オフィス
- 展示会
- 広告
- 強化学習
- 形
- 応用
- 情報伝達
- 技育プロジェクト
- 技術広報
- 技術書典
- 採用
- 採用サイトリニューアル
- 採用活動
- 新卒
- 新卒研修
- 日本科学未来館
- 映像
- 映像クリエイター
- 暗号
- 業務効率化
- 業務時間削減
- 機械学習
- 決済
- 物理暗号
- 生成AI
- 色
- 視覚暗号
- 開発生産性
- 開発生産性向上
- 階層ベイズ
- 高機能暗号
PICKUP