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チームビルディングでマンダラチャートをやってみました

こんにちは。デベロッパーリレーションズチームの村上です。今回はチームの目標達成のために効果が高いと言われているマンダラチャートをやってみた話を書いていきます。興味のある方はぜひ読んでみてください。

はじめに

私のチームでは、コミュニケーションを円滑にする施策を各クォーターごとにメンバーに1つやってもらっています。それはゲームだったりワークショップだったりするのですが、そこでマンダラチャートという施策が出ました。
通常マンダラチャートは個人の目標達成のためのものかなと思っていましたが、チームビルディングにも活用できるんじゃないかなと考え、チームのマンダラチャートを作成しようという考えに至りました。

マンダラチャートとは

そもそもマンダラチャートとは目標達成するのためのフレームワークになります。9×9のマス目で構成され中心のマスに目標を記載し、それに関連する要素を周囲のマスにメモしていきます。
野球の大谷選手の話が有名じゃないでしょうか。

出典:スポーツニッポン

目的・効果

必要な要素やアイデアを書き出すことで、目標を達成するための思考を整理することができます。またチームビルディングにおいてはみんなで考えながらやることで、コミュニケーションを取るきっかけにも繋がります。

実施タイミング

チームビルディングにおいては、チームのコンディションを見ながら適切なタイミングで実施する必要があります。今回のマンダラチャートはタックマンモデルで言うところの「統一期」に実施するのが望ましいです。チームのメンバーの強みや役割が明確化されて、共通言語や同じ価値観が生まれてくるこの時期に、目標達成の為のフレームワークを用いることでタックマンモデルの次のステージに移行することができるようになります。
※タックマンモデルとは、チームは4つの成長段階を経て成果が出せる状態になることを示したフレームワークです。

チームビルディングでマンダラチャートを使うメリット

マンダラチャートを活用することで、様々なメリットを得ることができます。

目標達成のプロセスが明確になる

仕事をする上で目標を設定することは当然だと思いますが、目標達成までのプロセスが明確になっていないことが結構多いです。目標に対してどういう行動をすべきか、何を優先して取り組むかという点を考えるのは中々難しいです。
マンダラチャートは最初に目標を中心のマスに書き、それを達成するために連想される言葉を書いていくので、目標に対してどういう行動を取ればいいかを適切に把握することができます。

チームメンバーのアイデア・考えを発見できる

メインのマスから関連する言葉を記載していく過程で、メンバーから新しいアイデアや考えが出てくることがあります。
周辺のマスを埋める際に、特に制約のようなものは作らないので、自分では思いつかないような考えやアイデアがメンバーから出てくることが期待できる点はメリットと言えるのではないでしょうか。

可視化することで後で見直すことが容易にできる

マンダラチャートを作成しておけば適宜必要なタイミングで見直し、目標達成のためのアイデアや必要なアクションを取ることができます。また目先の業務に追われて、目標に対しての適切な行動や優先順位を忘れてしまうことがあると思いますが、可視化しておくことで立ち返ることや、行動を見直すきっかけになるので、継続して追いやすくなります。
作成する際はシェアポイントや共有ドキュメントとして、いつでも確認しやすく管理しておくことをおすすめします。

マンダラチャートの作成方法

それではマンダラチャートの作成の基本的な流れを説明していきます。

3×3のマス目を作成して中心のマスに目標を記載する

中心マスに達成した目標を記載します。ここが重要な要素になるので、よく考えて設定してください。

目標に関連する言葉を周辺のマスに書き出す

中心マスの目標が決定したら、周辺マスに目標に対して関係しそうな言葉・アクションを書き出していきます。この部分は抽象的なものでも構わないので、しっかりとマスを埋めていきましょう。

周囲の3×3のマス目の中心に記載した言葉を写す

中心の周辺マスに書いた言葉・アクションを、周囲の3×3のマスの中心に書き写し、中心と同じように関係しそうな言葉・アクションを書き出していきます。ただしここに書く内容は達成する為に必要な具体的なものを書くようにしていきましょう。

チームでマンダラチャート

では、実際に私のチームでマンダラチャートを作成した時の話です。
なぜ今回のタイミングでマンダラチャートを行ったかというと、1年間かけてしっかりとコミュニケーションを取り、メンバーとの心理的安全性を高め、チームとして目指していく目標を立てるタイミングであったので、まさに今やるのに効果的だからと考えたからです。

実施した感想


ちょうど私を含め8人で書いてたので一人1マスずつ埋めていきました。本来であればもう少し悩みながら書くものだとは思いますが、今回は閃いたものを記載してもらうようにしました。真ん中の目標に関しては個人的にはちょっと抽象的かなと思いましたが、初めてやるのでこんな目標にしてみました。
参加したメンバーからは以下のような感想・意見をもらいました。

  • 目標達成に対して自分がどのように動けばいいか明確にできた
  • 目標に関連する単語は思い浮かぶけど、具体的にどうすればいいかを認識合わせできて良かった
  • 考える時間が短かったので、もう少し考える時間がほしかった

私自身もやってみた感じ、想定より効果がありそうな取り組みだと感じたので、この目標に対する言葉・アクションを見返すタイミングを作り、目標達成ができるチームビルディングを行っていきたいと思います。

メインの目標に関しては、複数持っても良いかなと思うので、事業に対しての取り組みのマンダラチャートや、もう少し細かい目標設定に対してもマンダラチャートを活用していければと考えています。

まとめ

チームで作るマンダラチャートはタイミングを選ぶかとは思いますが、チーム全員が目標に向かって進んでいく為のフレームワークとしては非常に優れていると感じました。
目標は立てるけど中々達成できないなという方は、ぜひチームでマンダラチャート作成してみてはいかがでしょうか?

ブログの著者欄

村上 悠

GMOインターネットグループ株式会社

北九州で10年以上ソフトウェア開発に従事。2018年4月GMOインターネットグループ株式会社に転職。 アクセス事業のプロダクト開発を行う傍ら、プレイングマネージャーとしてチームマネジメントも行う。 地元への貢献として、アプリケーション開発者育成講座や小学校プログラミング教育にも携わる。

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