ConoHaで利用可能になったComfyUIとAUTOMATIC1111を比較

ConoHaのサービス「AI Canvas」では、Stable Diffusionを活用したAI画像生成ツールとして、従来のAUTOMATIC1111に加え、新たにComfyUIが利用可能となりました。本記事では、これら2つのWebUIを比較し、それぞれの特徴と利点を探ります。

ComfyUIとは

ComfyUIは、Stable DiffusionのワークフローをノードベースのGUIで視覚的に操作できるツールです。各プロセスをノードとして管理し、直感的に処理を構築できるため、カスタマイズ性が非常に高いのが特徴です。

AUTOMATIC1111とは

AUTOMATIC1111は、Stable Diffusion用のWebUIとして最も広く使われているツールです。シンプルなUIながらも、豊富な機能と拡張性を備えており、多くのユーザーに支持されています。

ComfyUIとAUTOMATIC1111の違いと比較

ComfyUIとAUTOMATIC1111は、Stable Diffusionを活用するための代表的なUIツールです。それぞれの特徴を比較し、どの用途に適しているのかを解説します。

項目ComfyUIAUTOMATIC1111
UIデザインノードベースフォームベース
学習コスト高め(ノードの理解が必要)低め(直感的な操作が可能)
カスタマイズ性非常に高い高い
処理の可視化可能限定的
拡張性高い(自由にノードを追加可能)非常に高い(プラグインが豊富)
初心者向けかやや難しい使いやすい

実際に使ってみた感想

せっかくなのでConoHaでAI画像生成をしてみました。どちらも同じプロンプトを用いて生成を行いました。

プロンプト

A futuristic, sleek computer interface for AI-powered image generation, displayed inside a modern PC screen. The interface features clean, minimalistic elements, such as simple buttons, text fields, and icons. The background of the screen is white-based, with an ethereal, glowing aura that creates an otherworldly atmosphere. The layout is spacious and calm, with soft, glowing accents around the UI elements. The PC itself has a modern design, with clean lines and subtle futuristic details, giving it an immersive, alternate-dimension vibe. The scene is minimalistic and serene, evoking a sense of tranquility.

ComfyUIの使用感

  • 処理の流れを可視化できるため、試行錯誤しながらカスタマイズしやすい。
  • ただし、初めて触るユーザーにとっては学習コストが高め。

AUTOMATIC1111の使用感

  • 直感的なUIで、すぐに画像を生成できるため初心者でも扱いやすい。
  • ただし、細かい調整を行うにはスクリプトや追加の設定が必要になる場合もある。

結論

手軽に始めたいならAUTOMATIC1111、一歩踏み込んでカスタマイズしたいならComfyUIがおすすめ!

まとめ

ConoHaの「AI Canvas」で利用可能になったComfyUIは、ノードベースの高いカスタマイズ性が魅力です。一方で、AUTOMATIC1111は、シンプルで直感的なUIと豊富な拡張機能が特徴です。

どちらのツールも強力な機能を備えており、用途やスキルレベルに応じて適切なものを選ぶことが重要です。初心者にはAUTOMATIC1111が適していますが、より高度なカスタマイズを求める場合はComfyUIが有力な選択肢となるでしょう。

ブログの著者欄

小田 楓華

GMOインターネット株式会社

2020年GMOインターネット株式会社新卒入社。現在は、「Z.com」のコントロールパネルのフロントエンド、バックエンドの開発業務を担当。技術広報チームとしても活動中。

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