GMOインターネットグループエキスパート黒瀧の2024年度活動レポート

2024年度は、GMOインターネットグループ エキスパートとして3期目の活動年でした。国内外での登壇や研究成果の発信、コミュニティ運営、次世代人材の育成などを通じて、専門性をさらに深めながら、業界全体への貢献にも力を注いできました。本レポートでは、その主な取り組みを4つのテーマに沿ってご報告します。

はじめに

昨年のエキスパート活動では技術の深掘り、国内外のコミュニティへの貢献、そして次世代の育成に重点を置いた、非常に充実した一年となりました。以下4点の活動トピックスで振り返りたいと思います。

  • 技術の最前線での発表と研究成果
  • コミュニティへの積極的な貢献と登壇
  • 次世代育成と社内連携の強化
  • 技術動向のキャッチアップと事業貢献

1. 技術の最前線での発表と研究成果

国際会議での発表:IEEE MEMS 2025 (台湾)

MEMS分野の国際的なフラッグシップ会議である「IEEE MEMS 2025」にて、最新の研究成果を発表予定です。また、共著論文がCell姉妹誌「Device」に採択されるなど、アカデミック領域でも成果を残すことができました。

JST AIP加速課題研究プロジェクト推進

先進IoT技術の1つであるストレッチャブルデバイス(ハード)と機械学習(ソフトウェア)の融合に関するプロジェクトに参画。社会実装を見据えた実践的な研究開発に取り組みました。

IPA未踏ターゲット2024 採択、および関連活動

IPA未踏ターゲット2024」に採択され、未踏ジュニア協賛・審査員、未踏ターゲット中間報告会、未踏成果報告会、未踏会議2025 MEET DAYへの参加を通じて、先進的な技術開発と日本国内のジュニアエンジニア育成に尽力しました。「IPAの未踏事業に挑むエンジニア」の社内イベントも開催し、情報共有とコミュニティ形成を後押ししました。こちらに関しては別の記事で詳細を書く予定です。

2. コミュニティへの積極的な貢献と登壇

Ethereumコミュニティでの活動

Ethereum Meetup Tokyo での登壇や、ETHTokyo 2024のオーガナイザー・Ethereum Japan コアメンバーとしてイベントを主導いたしました。GMOインターネットグループはトップスポンサーとしてイベント開催を後援いたしました。Ethereum Japan コアメンバーとしての活動を通じて、ブロックチェーン技術の普及と発展に貢献しました。元台湾デジタル担当大臣オードリー・タン氏の招待講演を実現するなど、国内外の技術者との架け橋を担いました。GMOインターネットグループのブースにもお越しいただき記念写真!

各種技術イベントでの登壇

さくらじまハウス 2024 DevRelセッション登壇、GMO ホスコン登壇、技育イベント登壇、GMOYours ビアバッシュでの登壇など、多岐にわたるイベントで知識と経験を共有しました。東京大学で開催された TEDxUTokyo 2024 での登壇およびブース出展は、技術の枠を超えた幅広い情報発信の場となりました。SUZURIのAPIと生成AIを活用したワークショップを実施しました。

スポンサー活動

Rust.TokyoTokyuRuby会議15Rails Girlsといった主要な技術コミュニティイベントを支援し、草の根からの技術支援も継続しています。

CTO協会でのリーダーシップと運営参画

日本CTO協会の幹事になりました。エンジニア育成WGリーダーとして、新卒合同研修企画を通して、業界全体の技術力向上と人材育成に貢献しました。CTOA DXD 2024 運営、CTOA ThanksGivindDay2024 運営、第4回CTO会 (新年会) 運営、#P2BCTO12 LT付きCTOミートアップなど、多岐にわたるイベントの企画・運営に携わりました。

3. 次世代育成と社内連携の強化

インターンシップへの全面的な協力

GMOインターネットグループおよびGMOペパボのインターンシップ運営協力を通じて、学生エンジニアの育成に深く関わりました。大阪オフィスでのGMOインターン合同説明会も実施し、広範囲で才能を発掘する機会に携わることができました!

社内研修の企画・運営

CTO協会 新卒合同研修2024、サーバー解体研修 (CTOA合同研修のペパボコンテンツ)、CTOA合同ISUCON 研修、GMOペパボの新卒研修運営など、実践的な研修を通じて社員の実践的スキルアップを支援しました。

社内交流の活性化

エキスパート相談会、エキスパート交流ビアバッシュ、GMOインターネットグループCTO懇親会への参加、Company CTO Talk #1 の開催など、社内における活発な情報交換とネットワーキングを促進のためのイベントへの参加もとても有意義でした。

4. 技術動向のキャッチアップと事業貢献

最新技術の探求

AWS CTO Night & Day 参加、AWS EKSラウンドテーブル、DX Criteria勉強会 #1 導入編などを通じて、クラウドネイティブ技術やDX推進に関する最新動向を継続的に学習しました。次世代IoTのエキスパートとしてだけでなく、「SUZURI byGMOペパボ」の責任者である事業部CTOとしても、社内外のエンジニアとディスカッションする機会を通して、新しい技術について学び、サービスの成長に貢献しました。

主要な技術カンファレンスへの参加

昨年、国内で初開催となったETHTokyo 2024において、コアメンバーとして参加していたこともあり、Ethereum ブロックチェーンの国際的な開発者会議であるDevconへ招待いただき、参加してきました。また、沖縄で開催されたRubyKaigi 2024 への参加を通して、国内外の最新技術トレンドをキャッチアップし、海外のデベロッパーとの交流を通じて、グローバルな視点での技術理解を深めました。ETHTokyo ’25 が今年も渋谷にて開催される予定ですので、ぜひエンジニア・クリエイターのみなさんはご参加お願いします!

まとめと今後の展望

2024年度は、GMOインターネットグループのエキスパートとして研究発表からコミュニティ貢献、次世代エンジニアの育成、そして事業推進まで、多岐にわたる活動を展開し、様々な領域で培った知識と経験を活かす事ができたと思います。2025年度も引き続き、アカデミアとエンジニアコミュニティを横断しながら、GMOインターネットグループのエキスパートとして事業を差別化する技術を磨き上げ、社会や事業を前進させる技術の実践と発信を続けていきたいと思います!

ブログの著者欄

黒瀧 悠太

GMOペパボ株式会社

オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」のシニアエンジニアリングリード、2012年4月GMOペパボ株式会社入社。ウェアラブルデバイスやブロックチェーン技術に関する研究開発を行う。趣味は音楽鑑賞、ドラム演奏。

採用情報

関連記事

KEYWORD

TAG

もっとタグを見る

採用情報

SNS FOLLOW

GMOインターネットグループのSNSをフォローして最新情報をチェック