グループ広報部高園です!今回は宮崎で開催された「ゆめパーク」に関するレポートと担当者へインタビューをお届けいたします!
目次
はじめに
GMOインターネットグループでは、宮崎にもオフィスを構え、地域に根ざした企業を目指して日々さまざまな取り組みを行っています。地元の皆さまから親しみを持っていただけるよう、「GMO hinata」という愛称で活動しています。
今回は、宮崎市が主催する中学生向け職業体験イベント「ゆめパーク」へのGMO hinataの出展に同行し現場担当者の活動に対する想い、CSR活動としての意義、教育支援の現場での工夫、そして地域とともに描く未来像について、肌で感じ、じっくりとお話を伺ってきました!
体験型進学就職イベント「学校版ゆめパーク」とは
宮崎市では市内の中学生を対象に、仕事内容や学びの体験等を通して、地元企業や学校を身近に感じてもらうことにより、地元への進学・就職につなげること等を目的とし本イベントを平成29年度から継続開催しています。
令和5年度からは、キャリア教育との連携を深めるため、出展企業・学校・団体が市内中学校に訪問し、各学校で職業体験を提供しています。
宮崎市公式HP:https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/business/employment/business/400690.html
今年度は以下の中学校を訪問し職業体験プログラムを提供いたしました。
2025年度GMO hinataゆめパーク出展概要
- 11/7(金)13:15~15:20 檍中学校(中学1年生)
- 11/18(火)10:40~12:35 宮崎中学校(中学2年生)

1コマあたりの体験時間は30分。限られた時間の中で、GMOインターネットグループの紹介や仕事内容への理解を深めていただくとともに、私たちが日常業務で活用しているAI技術に実際に触れてもらいました。子供たちがこれから成長してく未来において、AIは切り離せない存在です。体験を通じて、そのおもしろさや価値を感じてもらうと同時に、AIの脅威や使い方の注意点についても正しく伝えるコンテンツを構成しました。
テーマ
AIを活用して自分の部活をPRしよう!
体験内容
AIツールを体験し、自分の部活をPRするためのイメージキャラクターやテーマソングを制作してみよう
過去の開催実績から、1人1台のPCを用意するよりも、2〜3人で1台のPCを共有しながらコミュニケーションを取りつつ取り組む方が、より良い学びにつながるという気づきがありました。
その反省を活かし、今回はあらかじめそうした運用を想定した環境設定を行った上で臨みました。


ゆめパーク現場責任者|GMO TECH株式会社甲斐礼人さんにインタビュー!

甲斐さんはゆめパークが開催された初年度から活動に関わり、今年で5年目。甲斐さん自身の活動のモチベーションやコンテンツの工夫、今後の展望についてお話を伺いました。
GMO hinataが本取り組みに参画したきっかけ
「ゆめパーク」の取り組み、始まりはどんなきっかけだったのでしょうか?

甲斐さん
もともとは、弊社のマネージャーが宮崎市のご担当者とやり取りを行う中で、イベント開催のご案内をいただいたことがきっかけでした。
当初の2年間は、フロント担当を務めていた東京拠点のパートナー(社員)と、宮崎の現場メンバーが連携しながら運営に取り組んでいましたが、徐々に宮崎側で自走できる体制が整っていきました。その結果、ここ3年間は私が企画・運営を引き継いで担当しています。
AIというテーマを選んだ理由
企画が始動した5年前は今ほど業務にもAI活用が浸透していない時期だったと思いますが、なぜ中学生向けコンテンツでAIをテーマにしたのですか?

甲斐さん
当時は、グループ全体でのAI活用が始まりつつあるタイミングで、現在ほどAIの精度も高くはありませんでした。
それでも、業務の中で実際にAIに触れた経験から、他にはない新しい体験を提供できる可能性を感じていました。
また、対象が中学生であることを踏まえると、AIは今後さらに発展が期待される分野であり、将来を考えるうえでも非常に魅力的なテーマだと考えました。
さらに、本イベントの目的である「職業体験コンテンツの提供」とも親和性が高いことから、最終的にテーマをAIに決定しました。
実際に授業を実施してみて、AIをテーマにしたことで生徒さんの反応や学びにどのような変化がありましたか?

高園

甲斐
授業内で取り入れている音楽生成や画像生成の活動は、成果物が視覚・聴覚で分かりやすく、短い時間でもAIのすごさや楽しさが子どもたちにしっかりと伝わっていると実感しています。画面の中で音が生まれ、絵が瞬時に生成される様子に、子どもたちは目を輝かせ、次々とアイデアを口にしてくれます。
同時に、こうした体験を通じて、AIが秘めている大きな可能性に、子どもたち自身がわくわくしながら触れている様子も見られます。
一方で、私たち教育に携わる者として、AIが持つリスクや社会への影響についても、しっかりと伝えていく責任があると感じています。AIがますます身近なツールになっていく中で、ただ便利さに惹かれるだけでなく、正しい理解とリテラシーを持って活用できるよう導くことが、これからの教育の重要な役割だと考えています。
中学生向けの教育支援で大切にしていること

甲斐
私が最も大切にしているのは、「楽しく触れてもらうこと」です。
ただ知識を詰め込むのではなく、頭で理解する以上に、体験として“楽しかった”という印象を残すことを重視しています。
そのために、説明の仕方にも工夫を凝らし、できるだけ柔らかく、親しみやすい言葉で伝えることを心がけています。
たとえ難しい内容であっても、「面白かった」「もっと触ってみたい」と思ってもらえるように。
そんな授業を目指しています。
実際、授業が終わったあとには、入れ替わりで教室に入ってきた次のクラスの友達に向かって、
「この授業、めっちゃおもしろいよー!!」と声をかける姿があちこちで見られていましたよね。
そんなふうに素直に楽しさを表現してくれる様子が、とてもかわいらしく、印象的でした。

高園

甲斐
生徒さん一人ひとりには、それぞれ得意なことや苦手なことがあり、恥ずかしがり屋な子もいます。
私たちは学校の先生のように日常的な関係性を築いているわけではなく、多くの場合が“初対面”の関わりになります。
だからこそ、さまざまな様子や小さな変化に気づけるよう、常にアンテナを張ることを心がけています。
どんな子も安心して取り組めるように、まずはその空気をつくることが、何よりも大切だと感じています。
今回の授業でも、5~6人ほどの補助パートナー(社員)が参加し、操作方法やアイデアに行き詰まった生徒へのフォローが行き届いた、とても手厚い環境が整っているなと感じました。
高園
エキスパートとの連携によるカリキュラムのアップデート
今回はグループ横断プロジェクトの取り組みとして、映像領域のエキスパートとして活躍する加藤さんに、音楽生成・画像生成のカリキュラムづくりへアドバイザーとして参画いただきました!
エキスパート加藤くんに技術的な視点からのアドバイスを受けて、印象に残ったことはありますか?

甲斐
正直、めちゃくちゃ助かりました!!!!
普段は私ひとりで判断していた部分に対して、加藤さんから技術的な知見をもとにアドバイスをいただけたことが、私自身にとっても大きな学びになりました。
たとえば、画像生成ツールの導入提案や、ブラウザキャッシュの影響に関するアドバイスなど、現場運営に直結する具体的な支援をいただけて本当にありがたかったです。
実際にそれらを取り入れて運営したところ、今年は技術的なトラブルが一切発生しませんでした。
よかったです!!
今回の取り組みを実際に現地で見て強く感じたのは、活動を単発で終わらせるのではなく、社内外問わず“資産”として残していくことに価値があるということです。
グループの垣根を越えて、互いの技術や知見を深め合ったり、実績としてしっかり形にしていく──そんな機会にしたいという思いから、ちょっと強引に(笑)加藤くんに映像制作をお願いをさせていただきました。

高園

活動を支えるモチベーションとは
活動を継続する中で、何がモチベーションになっていますか?

甲斐
一番の理由は、このイベントにサポーターとして参加してくれるパートナーの方々が「楽しかった」「参加してよかった」と言ってくれることですね。その一言を聞くと、ああ、やってよかったなと思えますし、また次も頑張ろうという気持ちになります。
一緒にイベントを盛り上げてくれるパートナーの反応が、次への原動力になっているんですね
高園

甲斐
そうですね。特に一昨年は、新しい学校とのやりとりがなかなかうまく進まず、調整にかなり苦労しました。正直、途中で心が折れそうになる場面もありました。
ただ、粘り強く続けた結果イベント自体の評判は非常に良く、今では15校ほどが参加する規模にまで成長しました。振り返ると、「あのとき踏ん張って本当によかった」と心から思っています。
地域連携の広がりと今後の展望
このイベントを通じて地域との関係性にも、何か変化はありましたか?

甲斐
ありました。このイベントだけが背景ではないですが、宮崎市の担当者の方と直接お話しする機会がとても増えました。今ではイベント運営に関わっていただいたり、オフィスを期日前投票所として提供したりと、以前では考えられなかった関わりや展開が生まれています。
またニュースなどのメディアで取り上げていただく機会も増えてきましたね。
GMO hinataとして宮崎市のみなさまに認知される機会が増えているということですね。

高園
さいごに
今回の取り組みを通じて強く感じたのは、すでに子どもたちにとってAIは特別なものではなく、日常の延長線上にあるとても身近な存在だということです。
生成された音や画像に驚いたり、思わず笑顔になったりする様子からは、AIが持つ可能性に対して素直に心を動かしている様子が伝わってきました。
本プロジェクトにおいては、日々ITの現場で学び実践を重ねている私たちだからこそ担える役割があると考えています。今後、子どもたちに届けていく支援や教育コンテンツにおいては、単なる知識や技術を一方的に伝えるだけではなく、「なぜ楽しいのか」「どう使えるのか」といった実感を伴う学びの体験を、いかに設計できるかがますます重要になっていくでしょう。
子どもたち自身が主体的に関わり、試行錯誤しながら理解を深められるような、“わくわく”と“学び”が次世代育成においては重要であると感じています。
また、AIの可能性や利便性を伝えるだけでなく、その裏側にあるリスクや課題にも正しく向き合う姿勢が欠かせません。楽しいからこそ無防備に使ってしまうのではなく、安心・安全に触れられる環境やルールをあらかじめ設計すること、そして「どう使うべきか」を考える視点を育むことが、これからの教育コンテンツには強く求められています。
技術を知る私たち企業がその責任と向き合い、子どもたちの未来の選択肢を広げられれば幸いです。
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