GMOペパボ株式会社、デベロッパーエキスパートの黒瀧と申します。先月、技育CAMPにて「ブロックチェーンアプリケーション開発入門」というタイトルで講義を行いました。
登壇内容はこちら
https://developers.gmo.jp/36511/
Web3の歴史と実際のサービスでの応用について
1990年代のWeb1の時代から現在のWeb3の時代までを振り返り、それぞれのアーキテクチャの基盤となる技術やコミュニケーションの方法を解説しました。Web2.5として、ブロックチェーンネットワークと既存のシステムが共存する形のSUZURIのNFTを利用したグッズ作成の事例も紹介しました。
NFTオリジナルグッズ販売の流れ (SUZURI)
ブロックチェーンとスマートコントラクト
Ethereumブロックチェーンを中心に、ブロックチェーンについて解説しました。スマートコントラクトやブロックチェーンネットワークの種類、ユースケースなどを取り上げました。アイデンティティに関しては、DID(Decentralized Identifier)として、個人がIDを管理し、必要な情報を適切な範囲で共有できる仕組みを説明しました。さらに、卒業証明のOpenCerts (https://www.opencerts.io/) のような取り組みも取り上げました。
Ethereumのユースケースの紹介
最後に、SolidityとSolidity Compilerの仕組みを解説し、今後の学習リソースとしての環境や書籍を紹介しました。取り上げた資料(一部)は以下の通りです。
Remix https://remix.ethereum.org/scaffold-eth: https://github.com/scaffold-eth/scaffold-ethWEB+DB PRESS Vol.130: https://gihyo.jp/magazine/wdpress/archive/2022/vol130 作って学ぶWeb3: ブロックチェーン、スマートコントラクト、NFTマスタリング・イーサリアム: スマートコントラクトとDAppの構築: https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118963/Cryptozombies: https://cryptozombies.io/jp/
最後に
参加者の皆様から多くの質問をいただき、あっという間の60分でした。Web3に関する取り組みはまだ発展途上ですが、将来的に私たちの生活に密接に関わるテクノロジーとなるでしょう。今回の講義が参加者の皆様の学びのきっかけになれば幸いです。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。