福岡にデータセンターを作ることになった話

こんにちは。GMOインターネットの中村です。
本エントリーでは、GMOインターネットが福岡にデータセンターを作ることになった件について紹介させていただきます

そもそもデータセンターとは?

データセンターについてみなさんご存知でしょうか。データセンターとは、一言で言えば下記のようなものです。

各種のコンピュータやデータ通信などの装置を設置・運用することに特化した施設の総称。
wikipediaより

これだけではイメージしにくいと思うので、弊社の実際のデータセンターの画像を何枚か掲載します。写真を見ていただけるとサーバー(コンピューター)がぎっしり詰まっていることがお分かりいただけると思います。

このデータセンター施設で弊社のサービスが多く動いています。

not建築

今回のタイトルである【福岡にデータセンターを作ることになった話】ですが、字面で見ると新たに建設したように捉えることも出来ますが、実は新規建設したわけではありません…

正確には、【福岡(で施設を借りて)にデータセンター(の拠点)を作ることになった話】です。

なぜ福岡に?

大きく分けて下記の3つの理由があります。

1.災害対策

弊社では色々なサービス展開をしています。サービスに共通していることは、大きな災害があろうとも止まってはいけないということです。

たとえばですが、近距離にデータセンター拠点が集中していた場合大きな災害があった際にはサービス継続ができなくなる可能性が高くなります。

具体的には、以下左のように密集した場所に拠点が集中している場合のことを指します。そういった観点で、右のように全国各地にデータセンター拠点を分散させることが、災害対策として望ましいのです。

※上記拠点は実際のデータセンター所在地ではありません

2.選択肢を広げる

当然ですが、規模や期間、設備など様々な要因でかかるコストは変わってきます。地域やデータセンター運営会社によっても特色があるので、求めている用件に合うデータセンターの選択肢を広げることが大切です。

今回の福岡データセンターでは、他のデータセンターよりも最大電力が多く使えるという特色があります。

昨今は機械学習やマイニングなどの、電力を多く使う高火力なサーバーの需要が上がっており、この特色が求めるものとマッチしています。

3.北九州拠点でのインフラ開発体制の確立

私が勤務しているのは北九州拠点(以下GMO kitaQ)とよばれるところです。

発足が2018年4月1日とまだまだ新しい組織で、平均年齢が若く、物理的なインフラに携わったことのある人が少ないのが現状ですが、設立においては他拠点の経験豊富なパートナーからレクチャーを受け、拠点としてインフラ方面でも安定した開発運用ができる組織になっていくとう中長期的な目的があります。

※発足当時の記事https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002393.000000136.html

他にもある福岡データセンターのメリット

主な理由は先程あげた3点になります。

更にいろいろなメリットをお話したいのですが、残念ながら話すことができません…というのもデータセンターは基本的にセキュリティレベルが高く、住所なども非公開となっています。そのため、これ以上の場所が特定できるような情報をお伝えすることが出来ないのです…。

直接お話できればもう少しお話できる内容もあるので、もし会った際はお声掛けください。

DCの現状

現在、いろいろなサービスを動かすため、サーバーの設置作業から開始しています。

福岡で働きたい方募集!

GMO kitaQではエンジニアを募集しています。もし、もっとデータセンターのことを知りたいなと感じた方は、是非下記のページをご覧いただければ幸いです。

https://recruit.gmo.jp/locations/kitakyushu/

さいごに

本エントリーで執筆した内容について、昨年オンラインで開催されたGMO Developers Day2021にて登壇いたしました。お時間がある方はぜひアーカイブもチェックしてくださいね!

ブログの著者欄

中村 槙吾

GMOインターネットグループ株式会社

2017年よりGMOインターネットグループにて運用保守業務に従事。 H/W保守や障害対応などの傍らで、運用効率化の取り組みを行う。

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