お久ぶりです。中村です。
前回、紹介したOutlineにアップデートが入りました。
構築しやすくなったのでご紹介させていただきます。
目次
前回の記事
Outlineについての概要は前回記事を御覧ください。
最近のアプデで何が変わった?
前回ご紹介した際は【v0.68.0】でしたが、こちらを記載中の最新バージョンは【v0.74.0】です。
最近のアップデートで何が変わったかご紹介します。
※記載内容以外にも結構追加内容はあるんですが、
かなり長くなってしまうので中村がいいなと感じたものだけ抜粋してご紹介しますmm
別途オブジェクトストレージを用意しなくても良くなった
v0.72.0で実装されました。
以前までは画像やファイルのアップロードに、
amazon s3(もしくはs3互換のオブジェクトストレージ)が必須でした。
こちらがアップデートによりローカル保存出来るようになり、構築の敷居が下がりました。
(minioの設定周りをきっちりしないとファイルアップロードに問題発生することが多かったんですよね…助かる…)
.envの環境変数ファイルに追記することで、ローカルストレージを利用可能です。
詳細は下記の公式ドキュメントを御覧ください。
https://docs.getoutline.com/s/hosting/doc/file-storage-N4M0T6Ypu7
セルフホスト Grist のサポートを追加
v0.71.0で実装されました。
Gristについては後ほど説明します。
簡潔に書くとすごい見やすい表です。
ページ内での動画のプレビューが可能になった
v0.72.0で実装されました。
以前までは動画ファイルをアップロードしても、プレビューされることはなく
味気ない感じでしたが、こちらのアップデートにより下記のようなプレビューが可能になりました。
ネストされたドキュメントのコピーが可能になった
v0.73.0で実装されました。
今まで入れ子(ネスト)になっているページの最上部(親ページ)をコピーしても、
その中にある子ページはコピーされていませんでした。
(構成同じページを作るときに面倒だったんですよね)
こちらがアップデートにより、ネストされたドキュメントを
まるっとコピーすることが可能になりました。
ドキュメントに絵文字ピッカーが追加
v0.72.0で実装されました。
左メニューのページの頭に絵文字をつけれるようになりました。
添付画像の?マークの部分です
ページのカテゴリ分けに一役買っています。
(ただ多人数で運用する際にはルール化しておかないと混沌になるので注意です)
個人的に嬉しかったセルフホスト Gristのサポート
そもそもGristとは(chatgpt要約)
Gristは、スプレッドシートの柔軟性とデータベースのパワーを組み合わせたツールです。
これは、データの管理、分析、共有に使用されるウェブベースのアプリケーションです。
Gristの主な特徴
- スプレッドシートとデータベースの組み合わせ
Gristは、スプレッドシートの使いやすさとデータベースの強力な機能を組み合わせています。
これにより、ユーザーはスプレッドシートのようなインターフェースでデータを編集しながら、
データベースのような構造と整合性を保つことができます。 - カスタマイズ可能なビュー
ユーザーは、データをさまざまな方法で表示し、カスタマイズすることができます。
これには、テーブルビュー、カードビュー、マトリックスビューなどが含まれます。 - データの共有と協力
Gristでは、データをチームメンバーと簡単に共有し、協力して作業することができます。
アクセス権を管理して、特定のユーザーに対して読み取り専用または編集権限を与えることができます。 - 豊富なデータ操作機能
データのフィルタリング、並べ替え、集計などの機能を備えており、
複雑なデータセットの管理と分析を容易にします。 - セルフホスティングまたはクラウドベース
Gristはクラウドベースで提供されるほか、セルフホスティングのオプションもあります。
これにより、企業は自身のサーバー上でGristを実行し、
データの完全なコントロールを保持することができます。
以前までのOutlineではクラウド版のみの対応だった
以前までのOutlineではクラウド版のみに対応していましたが、
v0.71.0でセルフホスト版にも対応されました。
outline通常の表との実画面比較
outline通常の表ではなかなか管理しづらい情報も合ったのですが、
Gristを使うと見やすく記載が出来ます。
通常の表
Grist
セルフホスト版のメリット
やはり何よりも外部に置きたくない情報を
オンプレ(自身の管理環境内)で完結できるのが一番のメリットだと思います
Grist セルフホスト版のGithubリンクは下記です。
https://github.com/gristlabs/grist-core
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