多拠点開発のチームで使っているツールを紹介します

こんにちは。デベロッパーリレーションズチームの村上です。
皆さんリモートワークされていますか?今回は東京-福岡-ベトナムと拠点をまたいで開発を行っている私のチームで、普段どのようなツールを使ってコミュニケーションを取っているのか紹介していきます。

はじめに

コロナ禍になって以降、リモートワークされている方が増えましたよね。
弊社は国内の上場企業としてはもっとも早く大規模なリモートワークを開始しました。参考プレスリリース:https://www.gmo.jp/news/article/6641/

私はリモートワークが主流になってからマネージャー職になりました。
そのためオンライン上での信頼関係の構築や、開発業務をより効率的に行うためのチームメンバーとの円滑なコミュニケーション方法を模索する必要がありました。

そこで今回は、私がたどり着いたリモート開発に際してより効率的なコミュニケーション方法をお伝えしようと思います。

コミュニケーションツールに関して

まずは実際に使ってきたコミュニケーションツールの変遷と特徴を私の所感で書いていきます。

Skype

リモートワークが始まるまでは一番使われていました。
ちょっと通信品質が良くなかったかなという記憶がありますが、コミュニケーションにおける大きな問題はなかったです。

Zoom

こちらはリモートワークが始まってから主流となったツールです。
Skypeより優れていると感じる点は、通信品質が良くカメラをつけた状態でも音声の聞こえが良いです。今ではZoomを使うことが主流になっています。バーチャル背景やビデオフィルターみたいなユニークな機能もあって、ちょっとしたコミュニケーションのきっかけになったりすることもあります。

Google Meet

今では有料アカウントが会社から支給されており、何時間でも繋いだままの環境が使えています。無料アカウントしか持っていないときには、リモートワーク中のメンバーを常時接続状態を作るために使用していました。有料アカウントを会社から支給されて以降は、メインツールがZoomになったので切り替えて現在は使用していません。

Microsoft Teams

Zoomが使えないときのサブ手段として使っています。Zoomが使えなくなることはあまりありませんが、いざという時に使えないと困るので週一のチームミーティング等で使っています。

Discord

こちらは割と最近、開発作業時に使うことが増えてきました。
現在主流で使用しているZoomと比較した私の環境を考慮しメリットは、2点あります。

  • 仕様上、作業者の状態がわかりやすい
  • 東京のチームと同じサーバーを作成しているので、東京のチームの在籍状況がわかって声をかけやすい


あとは基本カメラOFFで通話のみとしているので、常に見られているというプレッシャーを感じなくてよいらしいです。(Zoomのときは基本カメラONで作業にしています)。

各ツールごとに使い込み具合に差はありますが、現時点での私の評価はこんな感じです(5段階評価)

通信品質使いやすさ優れていること
Skype☆☆☆☆☆☆☆
Zoom☆☆☆☆☆☆☆☆☆カメラONの通話品質の安定感
バーチャル背景
Google Meet☆☆☆☆☆☆
Microsoft Teams☆☆☆☆☆☆☆バーチャル背景
Discord☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ボイスチャット
コミュニケーションの取りやすさ

円滑な開発/コミュニケーションが実感できたDiscord

ここまではリモートワーク開始前~現在に至るまでに活用したツールの紹介をしてきましたが、マネージャーとしてより円滑にコミュニケーションを取るために私の選定したメインツールは2つです。

  • 1.Zoom
  • 2.Discord

弊社のメインツールであるZoomのみでも、十分にコミュニケーションを取ることは可能です。ここからは私が実践して感じた、プラスαでDiscordを取り入れるメリット・デメリットをお伝えします。

メリット

オンラインでのメンバーのステータスが見えやすい

各チャンネルに人がいるのが見えるので、声をかけやすいです。
これはZoomでは実現できない機能なので、これだけでも使う価値があるなと感じています。

複数同時に画面共有ができる

自分が画面共有しつつ、他のパートナーに画面共有してもらってそちらと見比べながら話ができる部分は使いやすいです。Zoomでも複数画面共有は可能なのですが、自分が画面共有をしていると他の人の画面共有を見ることはできません。

Zoomと同時に起動できる

これは併用しているならではかと思いますが、Zoomを常設していると会議を別で作ることはできません。オンラインで離れている環境だからこそ、チームメンバーと多くコミュニケーションを取る必要がある私にとっては、mtgを同時に起動できる点は非常に便利です。

他拠点のチームメンバーが入ってきてくれて、雑談等のコミュニケーションが取れる

業務とはそこまで関係ないのですが、リモートワークではなかなか難しい自チーム以外のパートナーとのコミュニケーションが取りやすいです。
結構これって重要なことだと私は考えています。今は2チームを含むサーバーなのですが、もう少し大きな範囲でやってみても効果があるはずです。

デメリット

出社時にイヤホンをつけた状態にしてると、貴重なオフラインでのコミュニケーション機会を失ってしまう

役職者や先輩がイヤホンつけてると、周りの人は何か忙しそうだなと感じて声をかけにくいですよね。出社時は常時イヤホンというのは控え、リアルコミュニケーションを心掛けたほうが良いのかなと考えています。

雑談しすぎない配慮が必要

難しいラインだとは思いますが、ZoomよりはカメラがOFFなせいか雑談が生まれやすい空気があると感じています。雑談に気を取られて作業できないパートナーが出るのは良くないので、集中する時はスピーカーミュートをする、集中タイムのようなものを設けてその間は開発に集中する等の対策をしておく必要があると考えます。

実際のサーバーの様子

このような形で運用してます。(うちのチームの若い子が名前隠してくれました)

まとめ

如何だったでしょうか。これ以外にも世の中にはたくさんコミュニケーションツールはあります。今回ご紹介したツールは無料で使える(私はZoomは有料アカウントを使用していますが、無料版もあります)ので、まだ使ったことがないツールがあればぜひ試してみてください。
私はマネージャーとしてチームをまとめる上で、パートナーに最大効率を出してもらうように環境を作って行く必要があります。良質なオンラインコミュニケーションの環境を作るために、色々なツールや仕組みをこれからも模索します。

さいごに

私がデベロッパーリレーションズチームに所属する前から行っている、福岡のパソナテック様との合同オンラインLTイベントが6/30に開催されます。
初回は私が進行とLTの発表を行います。九州のITエンジニアの面白い話が聞けると思いますので、お時間がある方はぜひ参加していただけると嬉しいです。
https://hakata-tech-juku.connpass.com/event/214140/

ブログの著者欄

村上 悠

GMOインターネットグループ株式会社

北九州で10年以上ソフトウェア開発に従事。2018年4月GMOインターネットグループ株式会社に転職。 アクセス事業のプロダクト開発を行う傍ら、プレイングマネージャーとしてチームマネジメントも行う。 地元への貢献として、アプリケーション開発者育成講座や小学校プログラミング教育にも携わる。

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