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エキスパートに選出された

こんにちは。GMOインターネットグループ株式会社の新里です。

GMOインターネットグループでエキスパート制度というのが今年できました。既にグループ各社からエキスパートが選出されています。第1期のメンバーとして選出されたので、その経緯でも記しておきます。

どういう制度か?

GMOインターネットグループが行っているエキスパート制度についてはHPに記載があります。
エキスパート制度 | GMO Developers
すでに選出されている皆さんの情報がアップされていますね。どういった役割なのか?などについては書いてある内容を見た方がよいですが、最初に記載している内容が全てかなーと思っています。

この制度は、GMOインターネットグループの技術広報活動など、グループ内における開発者コミュニティの活性化やインターネット業界の発展に貢献する開発者(デベロッパー)を「デベロッパーエキスパート」に任命し、その活動を支援するものです。エキスパートに任命された開発者には、活動費として最大で年間100万円が支給されます。

ざっくりだと、なんか色々やっているひとに活動資金を援助してくれるようです。何がエキスパートなのか?という定義や資金の上限はどこまでか?といった点は置いといて、そういう支援をしてくれるというのは良い取り組みだとは思っていました。

選出フロー

エキスパートに選出されるフローは次のような流れになっていました。
どうやら立候補すればなれるみたいです。

■エキスパートの選出方法
「デベロッパーエキスパート」は、年に1回の一般公募でメンバーを募り選出します。立候補制で、グループ各社CTOが集まる技術責任者会議での審査・承認を経て、1年間「デベロッパーエキスパート」として活動していただきます。人数は特に指定しておりません。
初回の取り組みとして、今回は開発者8名を第0期生メンバーとして選出しました。

ただ、ここには記載が無いですが、立候補時にグループ各社の技術責任者からの推薦が必要とのことでした。

実際の流れ

そういう制度があるのね~とは思っていましたが、0期メンバーの選出は既にされていました。そして、第1期生は記載されている選出方法のフローで選ばれるようでした。そして「出してみない?」とお声がけを頂きノリで出してみようかと。
実際の流れは次のようになっていました。

・「出してみない」とお声がけを頂く。
・社内の応募フォームを書いてエントリー
・経歴・自己アピールみたいなものを書いて同時に提出
・技術責任者会議でのプレゼン
・合否の連絡

このような流れで応募からプレゼンまで1-2か月といった感じでした。

ちなみに…

今まで外部での展示や制作・海外への渡航費などは会社からの特別な補助は一切ありません。
当然ですが全て自費・IPA未踏のサポート・SIProp・OSSのことで、会社の業務とは一切関わりはありません。今後もこのスタンスは変わらないでしょう。記事を書いた執筆料は全て自分の制作や渡航費につぎ込んでいたりして、完全に独立した活動です。
自分が好きなモノ・興味のあるモノやコトに何か制限がついたり、好きに出来ないと意味が無いと思っているので、今後もこのスタンスは変わらないでしょう。

専門性とは?

特定分野に対する専門性とは一体なにか?という定義は難しいですね。僕の場合、得意分野は「IT技術領域全般・プログラマー」とざっくりしたことにしています。

というのも…例えば、僕自身は学術論文は全く書いていません。メンテをしているIoT向けの通信系ライブラリなどは色々な論文でリファレンス&使われていたり、海外IoTベンチャーのMVP(IoT Expert)になっていたりもしていますが、これが自分の専門だとは自分自身、全く思っていないです。ただ、Ethernet/IPv4,v6/TCP,UDP/ICMP v4,v6/BIND…etc など、いわゆるL2〜L7までスクラッチで一通り書いて実サービスで使ったりしたのもあって、ネットワークは僕のベースになっていたりします。

他にも例えばAndroid物のアプリだと…

(エキスパートのプレゼン時の資料から抜粋)

完全にノリで作ったアプリが100万ダウンロードを達成したりもしました。
これは個人で広告・プロモーションを一切無しで100万ダウンロードできるか?というのを実現したかったのと、画像処理が楽しかったのもあって、ノリで作ってみたものでした。ただし、これでAndroidアプリが専門か?というと全くそうでも無いです。

(エキスパートのプレゼン時の資料から抜粋)

必ずしも当たるものだけではなく、全く当たらなかったiPhone物アプリとかもあったり。こちらはApple本社・クパチーノに作った物を送って認証を取ったという経験を得ることは出来ましたが、もちろんiPhoneアプリの専門ではないですね。

他にも未踏でのゲート型量子コンピュータ、モノを作るのが好きなのもあってMaker系イベントでの展示や書いてきた様々な内容はありますが、個人での活動の範囲内でやってきたことですね。

(Maker Faire Tokyo での展示の様子)

色々なことをやってきましたが「おまえは何が専門なんだ?」となると、コンピュータ全般・プログラマかなと思っていたりしています。
モノに限らず多くのことがプログラマブルになってきていて、プログラムを組むことで作れるものが数多くあります。また業務でもゼロからイチを作るような企画・開発が多いのもあって、「プログラムでなにかを作る」というのがしっくりきます。ただし、既存の言葉で「何が専門か?」となると適切な言葉が見当たらないのが、面倒だな…と感じています。

エキスパートなるもの?

自分自身のことを偉そうに何かのエキスパートだとかとは思っていないです。日々学びと新しい経験値を得て何かしらの成長が出来ていけたら…みたいな感じですね。プログラムを書かなくなったら開発者・エンジニアとしては終わりと思っていたりもするので、ネット系・サービス・実際のモノや作品に限らず、ちゃんとモノを作っていけるよう日々精進ですね。

ブログの著者欄

新里 祐教

GMOインターネットグループ株式会社

プログラマー。GMOインターネットグループにて開発案件・新規事業開発に携わる。またオープンソースの開発や色々なアイデアを形にして展示をするなどの活動を行っている。

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