8/12(月)~8/17(土)5泊6日で開催された、セキュリティ・キャンプ 全国大会 2024に、GMOインターネットグループはシルバーメンバーで協賛しました。
当日は企業紹介イベントへの参加や、GMOインターネットグループの社員が講師として参加してきましたので、その内容をレポートしていきます!
目次
イベント概要
セキュリティ・キャンプ全国大会とは
「セキュリティ・キャンプ」のメインイベントとして主に夏休み期間中に実施する合宿形式の勉強会です。
毎年テーマ別に集められるエキスパートが講師となり、専門的・実践的な講義が受講できるほか、合宿の中で同じ趣味を持った仲間との交流もあります。
全国大会のほか、全国大会修了生の次のステップとなるネクストキャンプ、小中学生を対象としたジュニアキャンプも同時開催いたします。
また会期中には、これまでにセキュリティ・キャンプに参加した修了生がチューターとして学習の支援等も行います。
- 開催日:2024年8月12日(月)~8月17日(土)
- 開催場所:クロス・ウェーブ府中
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
- 公式HP:https://www.security-camp.or.jp/
- IPA HP:https://www.ipa.go.jp/jinzai/security-camp/2024/camp/index.html
会場となるクロス・ウェーブ府中は、勉強する部屋、食堂、ホテルがすべて建物内に入っており、
学生たちは過ごしやすそうで勉強に集中しやすい環境が整ってました。
事前配布ノベルティ
毎年参加者の楽しみの1つでもある!?
協賛企業からのノベルティが参加者の各自宅へ、ノベルティボックスとして事前に郵送されました。
GMOインターネットグループからは、
『オリジナルカップ麺(わかめラーメン)× スキミング防止カード』をノベルティとして用意しました!
学生の皆さまがこのノベルティを手に取り、楽しみながらセキュリティについて学び、理解を深めてもらいたいという思いを込めて、作成しました。
- スキミング防止カード
クレジットカードやICカードの不正読み取りを防ぐセキュリティガジェット!
皆さんのお財布やカードケースに入れて、是非たくさん使用していただけたら嬉しいです。 - オリジナルカップ麺(わかめラーメン)
デザインにとてもこだわりました!
皆さん気づいていただけましたでしょうか?
わかめの広がりをフィッシング攻撃の蔓延と脆弱性の拡大に見立て、フィッシングの危険性・セキュリティの重要性を直感的に理解してもらえるような意味を込めてデザインしました。
スキミング防止カードを捲ると・・・
学生の皆さんへ、GMOインターネットグループからのメッセージを添えさせていただきました!
企業紹介イベント
全国大会期間中の実施予定でしたが、台風の影響で延期となってしまい、
後日開催された『アフターイベント』にて、オンラインによる企業紹介を実施いたしました。
ブースセッション / フリータイム
今回は、セキュリティチームの現場で活躍するエンジニア2名と人事が参加させていただきました。
セキュリティに携わるエンジニアより、実際に行っている業務内容や働いていくうえでのモチベーションなど、なかなか聞けないリアルな現場の話をお話しました。
また、学生参加者からの質問にもお答えすることができ、少しでも弊社に興味を持っていただけたら嬉しいです。
全国大会での講師紹介
当日は、GMOインターネットグループより講師として、グループ3社6名が参加いたしました。
実際に参加してみての感想や、学生に向けたインタビューをいただきましたので、是非ご覧ください。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 三村 聡志
- 専門コース│A3『ファイルシステムの理解と記憶チップ内あデータの解析』
- 開発コース│S08『ハードウェアのリバースエンジニアリングゼミ』
Q:全国大会の講師を終えての感想
三村
昨年に引き続き全国大会の講師を務めまして、 情報セキュリティの分野に対する学生からの関心や受講生のレベルが年々上がっているのを感じています。
もちろん、学生の皆さんが楽しかったと感じてもらえる内容を作るのは大変です。
自分自身の知識の整理や学生の皆さんからの素直なフィードバックを得られ、 フィードバックから次回の講義や業務の質向上に繋がりますので、私自身も参加するたびに達成感や充実感を感じております。
Q:学生へのメッセージ
三村
何事にも「初心忘るべからず」ということ、 そして学習する際は、学んでいること・知っていることに共通項を見つけ、 知識を関連づけることを心がけることをお勧めします。
そして今の学生の時間を使って、好きなことをどんどん掘り下げること。それが将来にわたっての自分自身の「わくわく」を維持してくれる源泉になると思っています。
三村
Developer Experts として、様々なところで活動をしております。
私自身、様々なかたから声を掛けられるのは好きですので、SECCONなど、どこかでお見かけした際には気兼ねなく声を掛けて頂けたらありがたいです。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 緑川 志穂
- 開発コース│S04『暗号フルスタック開発ゼミ』
Q:全国大会の講師を終えての感想
緑川
年々洗練されていく全国大会とレベルの高い受講生にはこちらとしても勉強させられる思いしかありません。そんな中で講師を務めさせていただけていることについて光栄に思います。
今年は特にスピード感があり、具体的には弊ゼミは「TLS1.3のプロトコル・スタックを作る」という目標を全国大会一週間前に達成してしまっていました。応用・発展をそこから考え、会期中は楽しく先を考えながら開発を進められたことは良いところだったかなと思います。
Q:学生へのメッセージ
緑川
何か理論的な記述のあるものに実装をつける、ひいては「何か理想を考えたときに、それを具体的に実現する方法を考える」という行為は、本質的に何かしらの要素を切り落とさなければ不可能な行為です。すなわち、何かを作ろうとするときにまず考えるのは、その具体的な内容よりも具体的に実現できなさそうな部分なのです(勿論最初はわからないものですから、経験者に聞くなり、自分で試しに作ってみて失敗してみたりといったトライも必要でしょう)。
裏を返せば、実現できなさそうな部分を的確に切り取れさえすれば、どんな目標でも到達に向けた道筋を立てられます。切り取ったとしても、切り取っただけなら後から追加実装を考えられるのですから!
巨大なものを作るときによく言われるのはスモールスタートの考え方です。しかし起点や経路の選択が悪いとスモールスタートでもうまく行きません。上記を踏まえ、「ほぼ全てを捨てて実装するなら何を実装するか」と考えると、その選択の手助けになるかもしれません。
セキュリティ・キャンプでこれまで利用していたクロスウェーブ府中はこの8月で閉業してしまいました。今後どこになるのかわかりませんが、願わくは是非その新施設一年目から参加してみたいところです。
GMOペパボ株式会社 紫関 麗王
- 開発コース│S11『Rustで実装するLinux向けアンチウィルスゼミ』
Q:全国大会の講師を終えての感想
紫関
昨年に引き続き、弊ゼミではLinuxをターゲットとしたアンチウィルスをRustで実装する。という内容を取り扱いました。
テーマは同じですが、目標や方針はガラリと変わっており、今年はeBPFによる検知を実装しました。
講師という立場での参加でしたが、これを期に自分も多くの学びを得られました。
また機会があれば来年以降も担当できたらと思います。
Q:学生へのメッセージ
紫関
セキュリティとは言っても攻撃を行うだけではありません。
セキュリティエンジニアも「エンジニア」である以上、ものや仕組みを作ることが仕事だと考えています。
セキュリティ・キャンプではそういった実装力を身につけるチャンスでもあるので、ぜひ参加してみてください。
また、参加された学生のみなさんは自身を持って、今後も自分のやりたいことをやり、アウトプットしていってください!
さいごに
セキュリティ・キャンプ全国大会 2024にご参加された学生の皆さま
5泊6日の勉強合宿、大変お疲れさまでした!!
皆さんの今後の頑張り・活躍を応援し、心より期待しております!
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