こんにちは、GMOインターネットの稲守です。新卒技術研修「GMOテクノロジーブートキャンプ(以降GTB)」についてお届けします。前編の記事では8年目となった本研修の企画概要や二度目となる完全オンライン研修の課題解決などをご紹介しました。後編となる本記事ではその成果などをお伝えしようと思います。
アウトプット開発の様子
前編記事の通り、本研修では幅広い知見を得てもらうため幅広いカリキュラムを実施しています。最終週にはアウトプット開発と題し、チームごとにプロダクト開発を行ういわゆるハッカソンを実施しています。
今年の特徴としては全チームが短い期間で動作するアプリケーションを完成させたということです。例年では何チームか実装で苦戦した結果、動作しないで最終日を迎えることがままありましたが、本年度に関しては全チームがゴールし、開発を完遂させました。
https://developers.gmo.jp/technology/9088
成果物プレゼンテーションの様子
アルゴリズムによるチーム分けの成果
新卒パートナーたちが各種研修でインプットしたものをアウトプットしてもらうことをゴールとし、チームバランスに偏りが少ない最適なチーム分けになることを狙ったアルゴリズムによるチーム分けを本年度から採用しました。チーム分けの詳細については以前の記事を参照ください。
https://developers.gmo.jp/technology/6894
結論から話すとアルゴリズムを活用したチーム分けについては、前述のとおり全チームが実装まで完遂したことも含めて成功したと思います。
前提として以下の成果、事実があります。
全チームが動作するプロダクト(アプリケーション)を作り上げ、目的達成ができたチームによってはUIデザイン職等を専攻するメンバーが居ないチームがあったが課題解決しフロント実装まで仕上げている成果物の審査は、成果発表会に参加した開発メンバーや事務局メンバーを含む数十名による審査を行い偏りの少ない審査を実行
考察としてアルゴリズム自体が最終的な成果物に大きな影響は与えず、各メンバーの「成長」「チームワーク」など数値化されにくい部分が影響を与えたのではないかと考えています。
成果
優秀賞の紹介
優勝チームのアウトプット作品は、ブラウザ上で動作するチャットアプリケーションでした。また2位のチームもプレゼンを盛り上げるアプリケーションで、リモート時代におけるコミュニケーション課題が成果に繋がったようです。オンライン上での限られた環境における開発でしたが、様々なコラボレーションツールを活用することで、互いにコミュニケーションをとりながら開発を進め、見事に優秀作品として選出されました。
匿名チャットサービス「Lively」画面キャプチャ
開発の進め方や、工夫したポイントについては優勝チームのメンバーが記事を書いています。ご興味のある方はぜひご一読ください。
匿名チャットサービス「Lively」を新卒研修で開発しました【GMOテクノロジーブートキャンプ参加レポート】
アウトプット作品ブログ
最優秀作品以外のアウトプット作品についても以下にてレポートしております。
忘れ物防止アプリ「Prepasy」をゼロからつくる【GMOテクノロジーブートキャンプ参加レポート】
エンジニアの話す難しい専門用語を音声から自動翻訳する「エンジニンガル」の開発【GMOテクノロジーブートキャンプ参加レポート】
さいごに
各チームが開発をゴールまでもっていくことができたことはもちろん、クオリティの高いアウトプットに仕上がっていることを嬉しく思っています。
一方で順位付けをしますので悔しい結果になったチームがいたことも事実です。新卒研修を実施した時期における瞬間を審査員によって順位付けをしましたが、あくまでも新卒1年目の春の一瞬を切り取った順位であり、本当のゴールは数年後の努力の積み重ねではないでしょうか。
当社グループに入社いただいた新卒パートナーの皆さんをはじめ、私自身も初心忘れるべからずだということをここに記しておこうと思います。今後も研鑽を積み重ね、社会に役立つプロダクト開発を今後も続けていきたいと思いを馳せたところで今回のエントリーを締めたいと思います。