グループ合同の技術インターンシップ「GMOテクノロジーインターンシップ 2024」を開催しました

GMOインターネットグループの稲守です。

GMOインターネットグループは、Web/IT業界でのキャリアを目指す学生を対象に、技術力向上を目的とした「TECHNOLOGY INTERNSHIP」を開催しています。このインターンシップでは、グループ内で活躍するエンジニアやデータサイエンティストがチューターとなり、テーマに沿った研究開発を行います。
本エントリーでは振り返りと開催レポートをお届けしたいと思います。

実施概要:
期間:平日10日間
場所:東京(渋谷)および大阪(梅田)のオフィス
内容:データサイエンス、ML(機械学習)、Webの3コース

先端テクノロジーを学ぶ10日間

データサイエンス、MLエンジニアリング、Webエンジニアリングなど複数コースを今年も用意しました。 GMOインターネットグループのエンジニアやデータサイエンティストがチューターとして参加し、実際の業務に近い環境での開発や研究をサポートし、大規模言語モデル(LLM)などのAI技術を活用したアプリケーション開発や、Eコマースの推薦システムの構築など、先端技術に触れる機会を提供しています。

オフィスの様子
初日の様子:大量のPCセットアップ

WEB、ML、データサイエンスでそれぞれ当社グループのプロダクトをテーマにカリキュラムが用意されています。

WEB/MLコース

今年新たに取り入れた題材は、生成AIプロダクト「教えてAI byGMO」。インターン生たちは以下の課題に挑戦しました。

・チーム開発 : 実践的なチームワークを経験
・MVP開発 : 製品の中核機能を迅速に構築
・幅広い技術 : インフラ設計から大規模言語モデル(LLM)の実装まで対応

特にMVP開発では、ユーザー視点を意識したアイデアが多数生まれ、成果発表会でのプレゼンテーションは大盛況となりました。学生からは「初めて触れるLLMやインフラ構築は大変でしたが、プロのサポートで最後までやり遂げることができた」「短期間でこれだけ幅広い技術に触れる経験は貴重」と嬉しいコメントでした。

DSコース

データサイエンスコースでは、GMOペパボが提供する「SUZURI」のデータを用いて推薦モデルの設計と提案を実施しました。

・データサイエンス: SUZURIの実データを用いたレコメンドモデルの提案
・ビジネスデータの難しさ: 実サービスに適したデータ処理や評価方法を習得
・クラウド活用: GPUクラウド環境を活かした高速な処理

学生からは「データサイエンスのプロセスを実務レベルで体験できた」「SUZURIという具体的な題材で実データを扱うことで、学業との違いを肌で感じた」「推薦システムの設計は難しいですが、チームで議論を重ねて多くを学びました」と様々な声が寄せられました。

大阪オフィスの様子
ブースセッションの様子

ブースセッション、金曜夜の懇親会

今年のグループ合同インターンシップには参加グループ会社数が増加し、ブースセッションでは様々な事業や将来のキャリアに関する相談機会の場となりました。参加学生たちは業務のリアルや当社グループの文化について直接質問や交流を行う場となりました。今年はGMOタウンWiFiから取締役の松野さんが参加し、学生に向けて企業での経験やキャリアのヒントが提示されました。
懇親会では学生同士はもちろん、チューターをはじめとした開発メンバーとの交流が行われました。

懇親会ではGMOあおぞらネット銀行の矢上CTOから挨拶いただきました

成果発表会

我々のインターンシップでは最後に成果発表会を行っており、成果のアウトプットを出してもらっています。

成果発表会は東京と大阪を中継して実施

データサイエンスコースでは 「ベイズ統計と画像解析を融合した推薦システム」「Wide & DeepモデルとLDAトピックモデリングの融合」「協調フィルタリングとLightGBMの組み合わせ」など様々な手法が提案されました。全ての提案はSUZURIチームに共有され、課題解決の糸口として利用いただきました。
一方、教えてAIのMVP開発に挑んだWEB/MLコースについては「フロントバックエンド開発」「LLM実装、マルチモーダル対応」「DockerやGitHub Actionsを活用した環境設計」「プロジェクト管理」をはじめとした開発成果の発表が行われました。

学生たちからのフィードバック

インターンシッププログラムを通じて、参加学生からは以下のようなコメントが寄せられました

実務のリアルさ:
「実際のビジネスデータを活用する難しさと楽しさを体感できた」
「チューターからのフィードバックが的確で、業務を想定した取り組みができた」

チーム開発の魅力:
「WebとMLが融合したチーム開発を経験できた点が新鮮だった」
「課題の自由度が高く、各チームごとに個性が出ていた」

キャリアへの影響:
「様々な開発者の皆さんとの交流を通じて、就職活動の指針が得られた」
「実務的な課題をこなすことで、技術職への理解が深まった」

修了証書授与後の集合写真

◆さいごに

24年のGMOインターネットグループ合同技術インターンシップについてお届けしました。
同じ志を持った学生同士が切磋琢磨しアウトプットする姿勢にとても刺激を受けています。我々チューター陣たちはインターン生たちも大変嬉しく思っています。

彼らが数年後、日本のインターネット産業を盛り上げる開発者になることを心から期待しています。
そして運営に関わっていただいたすべての仲間に感謝です。

冬のインターンシップを募集していますのでご興味ある方は弊社募集ページからエントリーください。
どうぞよろしくお願いいたします。

ブログの著者欄

稲守 貴久

GMOインターネットグループ株式会社

2006年入社。ブログ部門や証券部門などを経て現職。研究開発部門でグループ各社のサービスや新規事業の技術支援を行いながら、技術PRや若手開発者の採用と育成を担当。得意領域はUI設計、HCD、HCI。日本酒とお寿司が好きです。

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