GMOインターネットグループの稲守です。3年振りにリアル開催されたRubyKaigi 2022について、現地参加してきましたのでレポート記事です。
はじめに
本カンファレンスはRubyの国際カンファレンスであり世界最大級のRubyイベントとして9月8日~10日の3日間、三重県総合文化センターおよびオンラインにて開催されました。Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏のキーノートのほか、たくさんのRubyエンジニアたちによるトークや交流が行われました。
GMOインターネットグループからはおよそ30名ほどの開発者たちが現地&オンライン参加しました。
本エントリーを書いている私も会社の費用負担で参加しています。(大事なこと)
イベント概要
概要
日 時:2022年9月8日(木)〜 10日(土)会 場:三重県総合文化センター + オンライン配信主 催:RubyKaigi 2022チーム、一般社団法人日本Rubyの会公式HP:https://rubykaigi.org/2022/
RubyKaigiとは
RubyKaigi は、Ruby に関する世界最大級の国際カンファレンスです。2019年の福岡開催から3年ぶりとなる今年は、三重県津市にある三重県総合文化センターにてリアル開催およびオンライン配信で開催されました。
国際会議なので英語、日本語で各セッションが構成されています。GMOインターネットグループはRubyスポンサーとして協賛させていただいたほか、当社グループパートナー(=従業員)によるテクニカル協力や運営メンバーなども出ていました。
登壇セッション
カンファレンスのスピーカーとしてはRubyを開発言語として利用しているGMOペパボから柴田と黒瀧の2名が登壇しました。
Why is building the Ruby environment hard?
9/10(土)11:30〜12:00 GMOペパボ株式会社 柴田 博志 @hsbt
RubyやRubyGemsなどのメンテナでもある柴田(hsbt)は「Why is building the Ruby environment hard?」と題して、Rubyの環境構築について登壇しました。
スピーカー資料 https://speakerdeck.com/hsbt/why-is-building-the-ruby-environment-hard
https://speakerdeck.com/hsbt/why-is-building-the-ruby-environment-hard
柴田(hsbt)の登壇資料
Ethereum for Ruby
9/10(土)14:10〜14:40 GMOペパボ株式会社 黒瀧悠太 @kurotaky
SUZURIのシニアエンジニアリングリードを務める黒瀧は「Ethereum for Ruby」と題して登壇。SUZURIではNFT連携してTシャツなどグッズ制作できるようになりました。
スピーカー資料 https://speakerdeck.com/kurotaky/ethereum-for-ruby
https://speakerdeck.com/kurotaky/ethereum-for-ruby
黒瀧(kurotaky)の登壇資料
企業ブース
GMOペパボのみんなが「スパゲッティコード 1,000本釣り」と題して、久し振りのお祭りを感じさせる企画で盛り上がっていました。
キーノートを終えた Matzがブースに遊びに来てくれました。
久しぶりのリアルの熱気で多くの開発者同士が意見交換したり、謎のキーボード展示が突発開催されたり、たくさんのコラボレーションが見受けられました。2019年の福岡に比べると会場規模の縮小がありましたが、それでも20社ほどがブース出展を行っており、企業ブースも非常に賑わっていました。まさにリアルの醍醐味ですね。
新CMの公開
RubyKaigi 2022の登壇にあわせ、黒瀧主演のCMを制作しました。当日は会場で本CMをご覧いただいた方も多く居たと思いますので改めてご紹介です。
よく聞かれるのですが我々の開発者CM(「まじめにベンチャー。まじめにギーク。」シリーズ)は社内のクリエイティブチームとの内製で作っているCM作品です。
https://www.youtube.com/watch?v=OU28_bYb27U
関連記事
GMOペパボのメンバーが本カンファレンスのレポートを公開しています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
さいごに
改めてリアルの熱量を感じ、オンラインとオフラインのそれぞれの良さを実感しました。リアルとオンライン配信を今後も上手く組み合わせて、技術情報を我々もお届けしたいなと改めて思いました。上記の関連記事を書いたP山とも3年振りにF2Fで意見交換ができ、私自身も新しい発見を皆さんからもらえました。
2日目は会場までタクシーを使ったのですが、運転手の方に「君もルビー何とかか?!今日で4人目だよ」と言われ地域で開催することのインパクトや意義を学びました。
登壇者の皆さん、参加企業の皆さん、参加者の皆さん、そして運営の皆様は本当にお疲れさまでした。特にネットワークチームの皆さんに置かれましては多大なる貢献に感謝しかありません。最終日に来年の開催は5月に長野県の松本と発表がありました。また皆さんとお会いできることを楽しみにしてレポートを締め括りたいと思います。