GMO DevelopersDay
GMO DevelopersDay
2024.11.29Fri - 11.30Sat YouTube Live
イベント開催まであと6

Power Automate Desktop

オフィスワーク モダナイズ への道 Vol.8

前回に引き続きMicrosoft365と連携可能なRPAであるPower Automate Desktopについて、今回はインストール方法を紹介します。インストール不要のPower Automateとは異なり、Windowsデスクトップ上の作業を自動化可するために、パソコンへのインストール作業が必要となります。また、パソコン上にオンプレミスデータゲートウェイを構築することでグラウドベースのRPAであるPower Automateと連携してハイブリッドなRPAも開発可能となります。

Power Automate Desktop のインストール

Power Automate DesktopはWindows用のアプリケーションとして提供されています。Microsoft365のPower Automateのメニューから追加インストールできるようになっています。

Microsoft365からPower Automateを選択して、左メニューから「作成」を選択します。右上の「インストール」から「Power Automate Desktop」を選択します。

Power Automate Desktop のインストーラーがダウンロードされるので実行します。

こちらの選択内容でインストールを実行します。

インストールが成功したら、ブラウザの拡張機能のインストールを実行します。ChromeもしくはEdge用の拡張機能を選択します。

今回はMicrosoft Edgeの拡張機能をインストールします。

拡張機能のインストール完了後、先ほどの画面に戻り「Power Automate Desktopの起動」を選択するか、Windowsのスタートメニューから「Power Automate Desktop」を起動します。

「サインイン」を選択して、Microsoft365のアカウントでサインインします。

まずは無料の試用版で開始します。

※2021年3月2日より正式版も無料で利用できるようになりました。

Microsoft Dataverseデータベースが無いとのこと。Dataverseを利用することでPower Automate Desktopで使用されるデータを安全に保存および管理できます。Dataverseの設定を行います。「管理センター」ボタンを選択します。

Power Platform管理センターに移動して環境からすでに構築されている環境を選択します。

「データベースの追加」を選択します。

データベースの各項目を設定して作成します。

保存後設定が反映されるまで数分かかるようです。 Windowsのスタートメニューから「Power Automate Desktop」を起動してこちらの画面となればDataverseデータベースの作成が完了しています。

オンプレミスデータゲートウェイのインストール

次にオンプレミスデータゲートウェイをインストールします。

オンプレミスゲートウェイはMicrosoft365の様々なクラウドサービスとPower Automate Desktopを連携する場合などハイブリッドなフローを実行するために必要となりまます。デスクトップ上の操作で完結するフローのみを実行する場合は不要です。

Microsoft365のPower Automateに戻り、「オンプレミスデータゲートウェイ」をインストールします。

オンプレミスデータゲートウェイのインストーラーがダウンロードされるので実行します。

ゲートウェイを使用するメールアドレスを入力します。今回はMicrosoft365の管理者アカウントと同じものを設定します。

「このコンピューターに新しいゲートウェイを登録します。」を選択します。

こちらの設定でゲートウェイを構成します。

オンプレミスデータゲートウェイが作成されました。

以上、Power Automate Desktopのインストール方法についてく紹介しました。

次回はPower AutomateとPower Automate Desktopを連携させてハイブリッドなRPAの開発方法を紹介します。

著書の紹介欄

Hyper-Vで本格的なサーバー仮想環境を構築。仮想環境を設定・操作できる!

できるPRO Windows Server 2016 Hyper-V

◇Hyper-Vのさまざまな機能がわかる ◇インストールからの操作手順を解説 ◇チェックポイントやレプリカも活用できる Windows Server 2016 Hyper-Vは、仮想化ソフトウェア基盤を提供する機能であり、クラウドの実現に不可欠のものです。 本書では、仮想化の基礎知識から、Hyper-Vでの仮想マシンや仮想スイッチの設定・操作、プライベートクラウドの構築、Azureとの連携などを解説します。

初めてのWindows Azure Pack本が発売

Windows Azure Pack プライベートクラウド構築ガイド

本書は、Windows Azure PackとHyper-Vを利用し、企業内IaaS(仮想マシン提供サービス)を構成するための、IT管理者に向けた手引書です。試用したサーバーは、最小限度の物理サーバーと仮想マシンで構成しています。Windows Azure Packに必要なコンポーネントのダウンロード、実際にプライベートクラウド構築する過程を、手順を追って解説しています。これからプライベートクラウドの構築を検討するうえで、作業負担の軽減に役立つ一冊です。

ブログの著者欄

樋口 勝一

GMOインターネットグループ株式会社

1999年6月GMOインターネットグループ株式会社に入社。Windows Serverをプラットフォームとしたサービス開発から運用・保守まで幅広く担当。講演登壇や出版、ネット記事連載などでマイクロソフト社と強い信頼関係を構築。「マイクロソフトMVPアワード」を15度受賞し、インターネットソリューションのスペシャリストとして活躍。

採用情報

関連記事

KEYWORD

採用情報

SNS FOLLOW

GMOインターネットグループのSNSをフォローして最新情報をチェック