【中編】Hack-1グランプリ2026 デモデーレポート|ついにグランプリ決定!最優秀賞チームに開発秘話を聞く

2026年5月10日(日)、学生向けハッカソン「Hack-1グランプリ2026」のデモデーが、オンラインと対面のハイブリッド形式で開催されました。GMOインターネットグループは、昨年に続いてTOPスポンサーとして本イベントに協賛。本記事では、レポート【前編】に続き、対面デモデーで行われた授賞式の様子をお届けします。

ドキドキの結果発表

5時間にわたる長丁場を終え、プロダクトの魅力を出し切った学生たち。発表中にもらったアドバイスについてチーム内で話し合ったり、GMOインターネットグループのメンターに話しかけたりと、早くも「次につなげる」ためのアクションをとる姿が見られました。

一方、審査はかなりの難航ぶり。どのプロダクトも魅力的で、順位を決めるのは簡単ではなかったようです。

会場がそわそわとした空気に包まれるなか、審査員たちが決意の表情で戻ってきました。いよいよ、緊張の結果発表です。

オーディエンス賞

チームNo.13「なんとかする課」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PF75c1f33ff2281285306fcba61a4d443a

オーディエンス賞を受賞したのは、チームNo.13「なんとかする課」です!

同チームが制作したのは、1枚の写真からフィギュアを作れるプロダクト。写真をもとに自分だけのフィギュアができあがるという、思わず試してみたくなるシンプルで楽しいアイデアが、多くの来場者の心をつかみました。

さらに注目したいのは、正面写真だけでなく、AI技術を用いて背面の情報まで生成している点です。見た目のかわいらしさだけでなく、技術的な工夫もしっかり詰め込まれていました。

ブースには可愛らしい作品がずらりと並び、見ているだけで「自分も作ってみたい!」という気持ちに。たとえば、友人との思い出を写真として残すだけでなく、フィギュアとして手元に置いておける……そんな体験の魅力が、オーディエンス賞の受賞につながりました。

セガサミーイノベーション賞

チームNo.13「なんとかする課」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PF75c1f33ff2281285306fcba61a4d443a


チームNo.8「SUBMISSION」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PFb9446c0166cba88a18fe61b893b026a5

チームNo.20「飯キャン界隈」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PF6108ac32ae04c031e4567ec2eadd0215

セガサミーイノベーション賞を受賞したのは、チームNo.13「なんとかする課」、チームNo.8「SUBMISSION」、チームNo.20「飯キャン界隈」の3チームです!

「セガサミーイノベーションでは、日々の生活すべてをエンターテインメントとして捉えている」と語る審査員の清宮氏。今回選ばれた3チームはいずれも、日常のなかにある体験を少し楽しくしたり、誰かと過ごす時間をより豊かにしたりするアイデアが光っていました。

チームNo.13「なんとかする課」は、オーディエンス賞に続くダブル受賞。会場の支持と審査員からの評価、その両方を集める結果となりました。

GMOインターネットグループ賞

チームNo.18「空気レンズ」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PF47e5d0b9a987dd75278b2588f9702b2d

GMOインターネットグループ賞を受賞したのは、チームNo.18「空気レンズ」です!

同チームは、多国籍メンバーで構成されたチーム。そうした多様なバックグラウンドを強みに変え、チームならではの視点でアイデアを形にしていた点が高く評価されました。

成果物はピクセルアート風のビジュアルで構成されていましたが、これは単なるデザイン上の好みではないのだとか。

学生たちによると、これは「AIで画像を生成する際に、表現の一貫性を保ちやすくするための工夫」なのだそう。AIを使うことを前提としながら、その出力が破綻しないように設計する。まさにAI時代のものづくりを感じさせるアプローチを、審査員の山林さんは高く評価しました。

GMOインターネットグループでは、「AIで未来を創るNo.1企業グループ」の実現に向けて、さまざまな取り組みを行っています。「空気レンズ」のプロダクトは、まさにそんな次世代のクリエイティブを予感させる作品として、GMO賞に輝きました。

準グランプリ

チームNo.03「TSUGITE」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PFf973bd7f4b67e7e5c09cd301f3db8168

準グランプリ(賞金20万円)を受賞したのは、チームNo.03「TSUGITE」です!
同チームのプロダクトは、今回のテーマである「小さくなる日本」との合致度が非常に高い作品でした。

担い手の高齢化によって技術の継ぎ手がいなくなり、廃業を余儀なくされる会社がある。そうした、すでに現実のものとなっている社会課題に対して、プロダクトを通じて真正面から向き合った点が大きく評価され、準グランプリに選ばれました。

グランプリ

チームNo.14「YY」
作品ページ:https://student.redesigner.jp/portfolios/PF5c29d4f755c01bb8aa9fed89127970c0

そして、栄えあるグランプリ(賞金50万円)を受賞したのは、チームNo.14「YY」です!

今回のテーマ「小さくなる日本」に対して、多くのチームがコミュニケーションを課題として捉えていたことが印象的だった、と審査員は話します。
文字を表示する、アバターを介する、音声や映像を使うなど、コミュニケーションをデザインする方法はさまざまです。

そのなかで「YY」の2人が提案したのは、セットになった起き上がりこぼしを使ったコミュニケーションでした。どちらか一方をつつくと、もう一方が反応する。言葉を送るのではなく、相手の存在をそっと感じられるような、穏やかで温かいコミュニケーションが高く評価されました。

「このプロダクトを見ていると、離れて暮らすおばあちゃんとどんなやりとりができるだろう、スマートフォンと連携したらどんな体験が生まれるだろうと、自然と想像が広がっていく。完成したものの魅力だけでなく、その先の展開まで思い描かせてくれる」と、審査委員長を務める渡邉氏は語ります。

東京大学大学院 情報学環 教授 渡邉 英徳氏

ブースでのプレゼンテーションも見事でした。試作段階のパーツをすべて並べ、どのように改良を重ねてきたのかを丁寧に説明。起き上がりこぼしとしてゆらゆら揺れる仕組みには苦労したそうで、「伝統工芸が、時の洗練を経てつながれてきた技術であることを深く理解した」と、にこやかに語ってくれました。

アイデア、テーマ性、完成度、そして今後の広がり。そのすべてが高く評価され、文句なしのグランプリ受賞となりました。

そして次の挑戦へ

対面・オンラインそれぞれの会場で、 すべての受賞チームが決定しました。受賞したチームのみなさん、本当におめでとうございます。そして惜しくも受賞を逃したチームのみなさんも、約1か月にわたる開発と発表、本当におつかれさまでした。

会場に並んだプロダクトはいずれも個性豊かで、「小さくなる日本」というテーマに対する向き合い方もさまざま。審査員の皆さんも、「どのチームを選ぶべきか最後まで悩んだ」と話します。

色とりどりのプロダクトが並ぶ会場では、学生たちが「いろいろな意見が聞けて参考になるな」とチームメンバー同士で話す姿も。自分たちのプロダクトを発表するだけでなく、他のチームのアイデアや審査員からのフィードバックに触れることで、多くの学びを得られる機会になったのではないでしょうか。

今回の経験が、参加した学生のみなさんにとって、次の挑戦につながるきっかけになれば嬉しく思います。
後編では、オンラインデモデーの受賞チームへのインタビューや審査員コメントをお届けします!

▼Hack-1デモデー レポート前編はこちらから
【前編】Hack-1グランプリ2026 デモデーレポート|AI時代の学生ハッカソンに圧倒される2日間。「小さくなる日本」をどう表現する?

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