2023年1月27 日(金)GMOインターネットグループはテック関係者向け交流イベント「GMO 渋谷FUTURE 2023 – GMO SONIC Warm Up -」を初開催しました。
目次
はじめに
さいたまスーパーアリーナにて開催された大型音楽フェスティバル「GMO SONIC 2023」(1月28日(土)29日(日))の前夜祭を兼ねた、新しいテック交流イベントとして「渋谷から未来を変える、渋谷の未来をブーストする!」をテーマに、オープニングセッション、第一部、第二部の構成で、GMOインターネットグループ第2本社にあるシナジーカフェ「GMO Yours フクラス」にて行われました。
オープニングセッションでは、渋谷区長の長谷部健氏を迎え、GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿と、かつて渋谷の空を走っていたケーブルカー「ひばり号」を題材に、渋谷の未来を語り合いました。
第一部では、ひろゆき氏をはじめとする豪華ゲストを迎えて「空飛ぶクルマ」「ブロックチェーン」「Web3」までを徹底討論したパネルディスカッションを開催。
イベントの最後を飾る第二部として、「GMO SONIC 2023」のため来日した世界的DJ/プロデューサー スティーヴ・アオキ氏(Steve Aoki)によるDJパフォーマンスが披露されました。
IT業界にて活躍するエンジニア・クリエイター・イノベーターが交流できる場となったのはもちろん、「GMO SONIC 2023」前夜祭としても大盛況となりました。GMOインターネットグループの新しい挑戦となった本イベントについてお伝えします。
渋谷から未来を変える『渋谷×ITの未来』
GMOインターネットグループは、渋谷に拠点を構えるIT企業です。渋谷を“IT分野における世界的技術拠点”にしたい、そうした想いからテックカンファレンスやエンジニア向け勉強会を開催して学びの場を提供するなど、次世代のエンジニア・クリエイター創出や支援に取り組んでいます。
初開催となる「GMO渋谷FUTURE 2023」では「渋谷から未来を変える、渋谷の未来をブーストする!」をテーマに掲げて、オープニングセッションでは渋谷区長・長谷部健氏を迎え、GMOインターネットグループ グループ代表・熊谷正寿とともに、『渋谷×ITの未来』と題し、渋谷の未来について語り合いました。
オープニングセッション 『 渋谷×ITの未来』
- 長谷部 健氏(渋谷区長)
- 熊谷 正寿(GMOインターネットグループ株式会社 代表取締役グループ代表)
まず初めに、熊谷より70年前の渋谷の街の写真を紹介し、当時最先端モビリティだったケーブルカー「ひばり号」にふれました。その後、話題はいま大きな変革期を迎えているエアモビリティ「空飛ぶクルマ」へ。ヘリコプターと飛行機の操縦免許を有するなど“日本で最も空に精通する経営者”を目指す熊谷は、米国で「空飛ぶクルマ」を自ら操縦している動画を公開しました。実際に試乗するとレベル4での飛行が可能となっていることを感じたといいます。
「テクノロジー的に人を運ぶという意味においては、もはや十分なレベルに達していると思います。普及に向けては「ITテクノロジーよりも、法規制や市民感情、航路の問題といった、社会の許容性が必要だということを実感しました」(熊谷)
かつてない自由と利便性が期待されている「空飛ぶクルマ」。熊谷から「ぜひ渋谷で実用化できないか?」と長谷部区長に提案する一幕もありました。
「産業的には空が最大級のフロンティアだと思っています。空はテクノロジー的には飛べる時代へと近づいている。あとは本気になれるかどうか。皆でその気運を盛り上げていきたいです。今日がその第一歩になれば嬉しいなと思っています」(熊谷)
その言葉に長谷部区長は、実用化には壁もあるとした上で「渋谷がこの街らしくあり続けるためには、常に新しいチャレンジが必要だ」とし、「これから空飛ぶ領域でビジネスが色々と生まれてくるはず。そうした企業の集積地が渋谷だとすると、街の活性化につながり喜ばしいことだと思います」(長谷部氏)と語りました。
渋谷から未来を変えていく、そんな決意が示されたオープニングセッションで「GMO 渋谷FUTURE 2023」は幕を明けました。
ひろゆき氏と渡辺創太氏など注目の実業家との異色のコラボレーションが実現
『ひろゆきのFUTUREゴング』と題した第一部では、未来を切り拓くイノベーションとして「Web3」「空飛ぶクルマ」が挙げられ、それぞれ有識者となるパネリストたちから、取り巻く環境や成功へのヒントなどが共有されました。
さらに「論破王」こと、ひろゆき氏がパネリスト陣と真っ向から激突する前代未聞の異色のコラボレーションが実現しました。
「守安さんと会うのが20年ぶりぐらいで赤羽のデニーズでお会いして。内藤さんも20年ぶりぐらいなんですよね。千葉さんは多分15年か20年ぶりぐらい…。リアルじゃなくてリモートで皆さんは見慣れていると思うんですけど、たまにはリアルのイベントも出るということで、今後ともよろしくお願いいたします!」(ひろゆき氏)
冒頭、このように挨拶したひろゆき氏。議論がヒートアップした際には、司会を務める西山副社長がゴングを鳴らす場面も見られ、会場は大いに盛り上がりました。
第一部 │パネルディスカッション
『ひろゆきのFUTUREゴング〜空飛ぶクルマ、ブロックチェーン、Web3まで徹底討論〜』
モデレーター
- ひろゆき氏
パネリスト
- 千葉 功太郎氏(DRONE FUND / 千葉道場ファンド 代表パートナー、航空パイロット)
- 福澤 知浩氏(株式会社SkyDrive 代表取締役CEO)
- 内藤 裕紀氏(株式会社ドリコム 代表取締役社長GMO Web3株式会社 取締役)
- 守安 功氏(株式会社Thirdverse BCG事業部長 / GMO Web3株式会社 顧問)
- 渡辺 創太氏(Astar Network ファウンダー / GMO Web3株式会社 顧問)※オンライン登壇
- 藤本 真衣氏(BlockchainPROseed Co-founder / GMO Web3株式会社 取締役)※オンライン登壇
司会
- 西山 裕之(GMOインターネットグループ株式会社 取締役グループ副社長執行役員)
ひとつ目のテーマは、オープニングセッションでも話題になった「空飛ぶクルマ」です。
「空の移動革命」に挑戦する株式会社SkyDrive CEO 福澤知浩氏と、普段から小型ビジネスジェット機『HondaJet』を操縦しているDRONE FUND 創業者 千葉功太郎氏を中心に、空港から都心へのシームレスな移動や、ヘリポートの活用、道路や線路などインフラがない山間部の物流網など、より実用的なユースケースの創出について事例を交えてお話し頂きました。
そんななか、ひろゆき氏から「エネルギーコストでいうとめちゃくちゃ高いじゃないですか…」と鋭い意見が寄せられました。「ヨーロッパだと飛行機乗るのが恥ずかしい、みたいな感覚が若い人たちの間で生まれている」(ひろゆき氏)と、“エネルギーコスト”と“社会の許容性”といった2つが社会実装の障壁になっていると話して議論は白熱しました。
千葉氏から「“どこでも行きたい時に行きたい場所に行ける”、その自由を味わったら人は戻れないです!」と熱く語られると、その言葉に思わずひろゆきさんも笑顔になる場面がみられました。
もうひとつのテーマは「Web3」「ブロックチェーン」です。
日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」のファウンダーである、渡辺創太氏をはじめ、「ミスビットコイン」の愛称でブロックチェーン・暗号資産領域の普及活動を行ってきた藤本真衣氏、Web3事業に取り組む株式会社ドリコム 代表取締役社長 内藤 裕紀氏、株式会社Thirdverse BCG事業部長 守安 功氏から「Web3で人々の生活はどのように変わるのか?」それぞれお話しいただきました。
内藤氏からは、画像や音楽などの所有者をデジタル上で証明できる「NFT(非代替性トークン)」を中心にその実用性を紹介いただき、藤本氏は、Web3実現で「より個人単位にフォーカスして活躍できる社会が創出されるのではないか」と期待を語りました。
渡辺氏は、「分散」や「非中央集権」がパワーワードとして語られている現状を伝え、その先で得られる価値が大切で「Web3の実現で人間に対しての選択肢を増やしていくことが重要」とお話しされました。
ひろゆき氏は、そうした話を聞くなかで、2000年代半ばにティム・オライリー氏が提唱した「Web2」と「Web3」の明確な違いは「ブロックチェーンがあるかないか」だとして、「ブロックチェーンは珍しく面白い技術」としながらも、それ以外に目新しさはないのではないかと話しました。
またWeb3で話題となる「DAO(分散型自律組織)」についても「インターネットサービスの多くで『Linux(リナックス)』や『Apache(アパッチ)』といったオープンソースが使われていて、それは無償で誰かが協力的につくったプログラムを元に出来ている」(ひろゆき氏)と、オープンで開かれた環境から発展を遂げてきたインターネットの歴史を話しました。
2000年代前半からインターネット業界で活躍してきた守安氏は「Web3が取り巻く環境は20年前のインターネット黎明期と似ている」と語り「カオスな側面もあるが、そうした環境から、世の中に認められるものが生まれる可能性はあるのでは」と話しました。
「空飛ぶクルマ」「Web3」と、白熱した議論が繰り広げられた『ひろゆきのFUTUREゴング』。それぞれ業界が抱える課題はありながらも、時代は常に変化しており、より本質的な実現を目指す、前向きなメッセージもたくさん発信されました。
セッション参加者からは「ひろゆきさん独自の観点で議論が高まり、より解釈が深まった」という声が数多く寄せられ、新たな発見や学びの機会となったようです。
オープニングセッションおよび第一部パネルディスカッションの様子は、GMOインターネットグループのYouTubeチャンネルで公開しておりますので、是非、ご覧ください。
社食でケーキが投げられる!スティーブ・アオキ氏 驚異のDJパフォーマンス
「GMO 渋谷FUTURE 2023」は、 1月28日(土)29日(日) にさいたまスーパーアリーナで開催された大型音楽フェスティバル「GMO SONIC 2023」の前夜祭を兼ねた、新しいテック交流イベントとして誕生しました。注目の第二部では、世界的DJ スティーブ・アオキ氏によるスペシャルパフォーマンスが披露されました。
パフォーマンスが行われた会場は、なんと第一部でパネルディスカッションが行われたシナジーカフェ「GMO Yours・フクラス」です。「GMO Yours・フクラス」は、働く仲間が気軽に集まり交流を図れるコミュニケーションスペースで、ドリンクやパン、お菓子、お昼にはランチビュッフェなど、全て無料で提供しています。そんないわば社員食堂の場が、ダンスフロアへと変貌しました。
第二部│交流イベント『スティーブ・アオキ氏によるスペシャルパフォーマンス』
- SPECIAL GUEST DJ:スティーブ・アオキ(Steve Aoki)
- GUEST DJ:DJ KEKKE、DJ KENMAKI
- MC:JIROTOKYO
米・マイアミ出身の、スティーブ・アオキ(Steve Aoki)氏は、グラミー賞に2度ノミネートされた実績を持つDJ兼プロデューサー です。
「世界で最も需要の高いエンターテイナーの1人」と称され、Coachella Music Festival、Ultra Music Festival、Lollapalooza、SUPERSONIC、Tomorrowland、Electric Daisy Carnivalなど、世界中のほぼすべてのトップ フェスティバルに出演しています。
そんな世界最高峰のDJスティーブ・アオキ氏のパフォーマンスが始まると、会場が大きな熱気に包まれました。開始すると『Delirious』や『Popcorn』といったヒットナンバーが次々と披露されて、観客は一斉に踊りだしました。
やがてアオキ氏から「CAKE ME , CAKE ME」というフレーズが。アオキ・スタイルと呼ばれる独自のDJスタイルを確立し、“パーティーモンスター”の異名を持つアオキ氏、ステージからファンに向かってケーキを投げるのが恒例となっており、この「CAKE ME」というのは、アオキ・スタイルのケーキ投げ開始の合図になっています。
それを楽しみに参加しているゲストは「CAKE ME」というパネルを持ち「投げてくれ!」とお願いします。すると、いくつもの巨大なケーキが観客にめがけて投げつけられました。
アオキ氏の驚異のパフォーマンスで会場はより一層、盛り上がり、熱狂の渦に包まれました。
第二部 交流イベント『スティーブ・アオキ氏によるスペシャルパフォーマンス』については、GMOインターネットグループのオウンドメディア「i4U」でもレポート記事を公開しておりますので、是非、そちらもご覧ください。
『スティーブ・アオキが社食でケーキをブンブン投げる!「GMO 渋谷FUTURE 2023」がぶっ飛んでた』
GMOインターネットグループの新たな挑戦を感じたイベントに
オープニングセッションから、第一部のパネルディスカッション、第二部のDJパフォーマンスと大盛況となった「GMO 渋谷FUTURE 2023」。
ご参加いただいたお客様に話を伺うと、「オフィスの空間をダンスホールに変えてパーティーしてしまうというのが新鮮でとても楽しかった」「GMOインターネットグループは先進的なことをする遊び心のある素晴らしい会社だと感じた」といった声を頂きました。
本イベントは、設営にご協力いただいた企業様はもちろん、GMOインターネットグループからもパートナー(社員)がサポートメンバーとして有志で集まり実現したイベントです。
「DJパフォーマンスの最中でも、社員の皆さんがこまめに清掃してくれていたり、ケーキ投げで服が汚れてしまった方には着替えをあらかじめ用意しているなどの配慮が行き届いていて、イベントを安心して楽しめた」といった、お言葉も頂戴しました。
パートナー(社員)の参加者は「GMOインターネットグループの新たな挑戦を感じることができた」と話します。
「もともとDJブースがあるなど他の会社とは一線を画しているとは思っていました。それでも今回はさらに一つ殻を破ったと感じました」
「ケーキが社食で飛び交う、こんな非日常的な体験を会社でできるのは刺激になりました。会社としても挑戦的なことをしているので自身も当たり前に囚われず挑戦していきたいと思います」
新たな発見や学びの場となったのはもちろん、新しい挑戦も感じられる機会となった「GMO 渋谷FUTURE 2023」。
GMOインターネットグループでは、今後も、このようなイベントを通して、次世代のIT人財創出の場を提供すると共に、エンジニア・クリエイター・イノベーターを支援してまいります。
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