2026年2月9日(月)夜、GMOインターネットグループと株式会社Vookが共催する「インハウス動画サミット2026」が、GMOインターネットグループ第二本社 GMO Yours・フクラスにて開催されました。
本イベントの発起人は、GMOインターネットグループ株式会社のエキスパート(映像領域)を務める加藤優真です。加藤はかつてVookでインターンを経験しており、今回イベントMCを務めるVook代表の岡本俊太郎氏とは旧知の間柄です。
本レポートでは、イベントの概要と基調講演の様子をお届けします。
目次
はじめに
本イベントは株式会社Vook様と共催で開催いたしました。
昨今、インハウスでの動画制作は目覚ましい勢いで増加しています。
動画内製化は、単なる「コスト削減の手段」から「企業成長を支える中核的な取り組み」へと進化しつつあります。
「インハウス動画サミット2026」は、動画内製化に取り組む企業担当者が一堂に会し、これまで閉鎖的になりがちだったインハウス動画制作の最新事例やノウハウ、成功の裏側を共有する場として開催いたしました。
本イベントを通じて、企業が動画内製化をいかに持続可能なモデルへと転換し、クリエイティブの価値を最大化していくのか。その未来像を業界全体で描く場となることを目指しています。
「インハウス動画サミット2026」とは
昨今、インハウスでの動画制作は急速に拡大しています。動画内製化は単なるコスト削減手段ではなく、企業成長を支える中核的な取り組みへと進化しています。
本イベントは、動画内製化に取り組む企業担当者が一堂に会し、これまで閉鎖的になりがちだったインハウス動画制作の事例やノウハウ、成功の裏側を共有する場として開催されました。
また、企業同士の「横のつながり」を生み出すことも重要な目的の一つです。
イベント概要
- イベント名:インハウス動画サミット2026
- 日時:2026年2月9日(月)17:00〜21:00
- 対象:企業内で動画制作を担う方
- 参加費:無料
- 主催:GMOインターネットグループ株式会社 / 株式会社Vook
- 申し込みURL:https://site.vook.vc/conference/2601
基調講演:動画内製化のトレンドとGMOインターネットグループの取り組みについて
基調講演では、岡本氏と加藤がインハウス動画の市場動向を手短に共有。2010年代にインハウスデザインが台頭した流れと同様に、動画領域でもこの1〜2年で内製化の波が一気に押し寄せている現状を報告しました。
加藤は2022年にGMOインターネットグループへ新卒入社して以来、一貫してインハウスで映像制作に携わってきました。現在は映像領域におけるエキスパートとして、自社の映像チームリーダーを務めるかたわら、グループ全体の映像内製化推進や社外への情報発信にも取り組んでいます。

エキスパート制度が支える挑戦
GMOインターネットグループでは、エンジニアやクリエイターへの支援制度を設けています。なかでも加藤が認定を受けている「エキスパート制度」は、グループの技術力・クリエイティブ力を牽引しつつ社外への情報発信を担う人財に対し、年間100万円の活動費が支給される仕組みです。
本イベントの運営費の一部も、加藤のエキスパート活動費から拠出されています。自身の専門領域における業界プレゼンス向上を目的とした取り組みの一環として、本イベントの開催が実現しました。

加藤は、エキスパートの役割として
- ナレッジ共有
- 社内外のつながりづくり
- 勉強会の実施
などを挙げ、組織全体への波及を意識した活動を行っています。
AIとの相乗効果で「創る人」6割の組織へ突き進む
グループパートナー(社員)7,500人以上を擁するGMOインターネットグループでは、クリエイターとエンジニアを「創る人」と呼び、その比率を全体の60%にするという経営目標を掲げています。
この内製化の背景にあるのは「スピードと品質の両立」です。現場と開発の距離感を縮めながらPDCAを高速で回しつつ、制作ノウハウを社内に蓄積する。そのためにクリエイターとエンジニアという「創る人」を増やし、組織全体のクリエイティビティを高めていく狙いがあります。
グループ内アンケートから見えた現状
加藤は講演の中で、グループ内14社を対象に実施した動画内製化アンケートの結果を報告しました。
14社のうち、映像クリエイターの専任メンバーを抱えている会社は3社。デザイナーなど他職種と兼任でメンバーがいる会社が6社、担当者がいない会社が5社という状況でした。
内製率についても、ほぼ内製で対応している会社が6社ある一方で、外注メインの会社も2社あり、グループ内でもばらつきが見られます。また年間制作本数は10本程度の会社が多いなか、加藤のチームは映像専門のチームに所属しており、年間100本以上を制作しているとのこと。現段階ではグループにおいても「デザインなどの他業務と兼任の会社が多い」と分析します。

一方で、GMOインターネットグループがAI活用を積極的に推進する方針を掲げていることは、業務効率向上に向けた追い風です。「今後はAIと内製化の相乗効果もうまく発揮できたら」と加藤は語りました。
「より一層技術の内製化を推進し、組織全体の力を上げていき、ゆくゆくは『ものづくりの会社』と言われるような企業グループになっていきたい」と、内製化による全社的なクリエイティビティ向上への意欲を示しました。
インハウスだからこそ「愛がある」仕事ができる
加藤が所属するGMOインターネット株式会社の映像チームは、事業部門に紐づく映像制作からコーポレート案件、グループ横断イベント映像制作まで幅広くカバーする組織です。
「何でも屋に近い」と自認する体制ではありますが、上流工程から下流工程まで一気通貫で担えるからこそ、多くのノウハウが蓄積されています。
そんなチームをリーダーとしてまとめる加藤が、インハウス制作における最大のメリットとして挙げたのは「自社商材に対して愛を持って仕事ができること」でした。
「外注で受ける側だと、その会社の商材に思い入れを持ったり、成長を一緒に考えて喜んだりすることはなかなかできない」と語り、インハウスならではの価値を強調しました。

参加者からのリアルな悩みに回答
講演では参加者から事前に寄せられた悩みにも答えました。
「社内で何でも屋扱いされ、仕事の質・量に対して評価が低く感じる」という声に対しては、「映像ってすごく大きなくくりでいろいろ要求されるけど、評価という面ではなかなか結びつかない部分もありますね」と共感を示します。
また、「動画制作にかけたい経費や機材に理解が得られない」という悩みが紹介されると、「切実です。私たちもそうです」と前置きし、「カメラ買ってくれないですね」と率直な一言。会場からは共感の笑いが漏れていました。
講演の最後には、グループ全体でAIや内製化の仕組みを加速させ、ノウハウの蓄積・共有を進めること、そして業界横断の交流の場を継続していきたいと熱意を語りました。
おわりに
定員60名のイベントでしたが、最終的には100名超の方が参加し「満足」以上とアンケート回答した割合は97.3%に達しています。
また、回答者の72.6%が「すぐに活かせる」または「一部活かせそう」と答えており、本イベントで得た知見を実務に活かしたいという参加者側の熱量の高さも見られたイベントでした。
後編では、グループ会社であるGMOペパボ・GMOグローバルサインホールディングスのパートナーが登壇した2セッションのレポートをお届けします!
お楽しみに!
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