【GMOアワード 2023】最優秀新人賞(創る人-エンジニア部門)インタビュー

GMOアドマーケティング株式会社 天河 京民さん

GMOインターネットグループでは、一年に一度、その年に活躍した会社・部門・チーム・個人を表彰する社内イベント「GMOアワード」を開催しています。

「GMOアワード2023」では、グループパートナー(社員)約7,000人の中から、グループで最も活躍したパートナーに授与される「最優秀個人賞」をはじめ、計6賞・23部門の名誉ある賞が投票によって選出されました。

2022年度に入社したグループ10社・130名の新卒パートナーから、最も活躍した新卒パートナーに贈られる「新人賞(創る人-エンジニア部門)」で最優秀賞(1位)を受賞したのがGMOアドマーケティング株式会社の天河 京民さんです。今回は、受賞までの経緯や、今後の目標について、お話しを伺いました。

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GMOアワード2023 最優秀新人賞(創る人-エンジニア部門)受賞

天河 京民(てんかわ けい)
GMOアドマーケティング株式会社 開発本部 開発部

2022年4月、GMOアドマーケティング株式会社に新卒入社。
GMO AD Partners AWARDS 2023 新人賞 創る人 エンジニア部門を受賞。
Lightning Talk大会 2023年上期 金賞を受賞。
GMOアワード2023 最優秀新人賞(創る人-エンジニア部門)を受賞。

天河さんはGMOアドマーケティングが運営するレコメンドウィジェット「TAXEL」のエンジニアとして、管理画面の開発や広告デザインの改修を行っています。昨年は、開発案件とプロダクト運用の両面で大きくチームに貢献し、さらにGMOアドパートナーズのテックブログ「GMO AD Partners TECH BLOG by GMO」での執筆も積極的に行っており、これらの実績が受賞に大きく寄与しました。

―――あらためて受賞おめでとうございます!今、振り返ってみていかがですか。

やっぱり嬉しかったですね。GMOアドマーケティングで最優秀新人賞(創る人-エンジニア部門)は、僕が2人目なんですよね。2016年入社の先輩である石丸智輝さん(開発部 開発6グループ)が、過去に受賞されています。

2年前の最終面接でオフィスを見学させていただき、石丸さんの賞金ボードが飾られているのを見ました。そこで先輩方からGMOアワードについて教えて頂いて、「そういう賞みたいなのがあるんだな」と何となく意識する程度でした。

入社2カ月ぐらいは日々の業務をこなすので精一杯でしたが、仕事するなかで実績が数字にも現れてきて、「この実績があれば、プレゼンさえちゃんとしていたら獲れるかもしれない」と思うようになりました。今年の3月にはGMOアドパートナーズ社内での社内表彰「GMO AD Partners AWARDS 2023」で新卒の中から新人賞 創る人 エンジニア部門を頂くことができました。

こうした積み重ねが今回のGMOアワードでの自信にもつながり、受賞できたと思っています。

―――パートナー(社員)の皆さんから支持を得られたポイントは、どこにありましたか?

社内の先輩方にも手助けいただき、誰よりも目立つことができたからだと思います。

GMOアワード2022で個人賞を受賞したGMO NIKKO株式会社の吉田一貴さん(GMO NIKKO プランニング本部 マーケティングプランニング部)が、「GMOアワード攻略セミナー」なるものを開いてくれました。そこで投票者の目を引くためのポイントを教えていただきました。

例えば、ノミネート者を紹介するウェブサイトに掲載するプロフィール写真について「印象に残るもので攻めろ!」とアドバイスをもらったので、目立つデザインで挑みました。

また、GMOインターネットグループで毎週金曜日開催されている「BarTime」(そこではお酒や料理を楽しみながらグループパートナー同士、気軽にコミュニケーションを取れます)で行われた投票促進イベントでは、先輩方が率先してグループのパートナーに投票を呼びかけてくれました。

――――さすが広告の会社ならではですね。4月末には、ノミネート者がGMOインターネットグループのパートナーに向けて、60秒間でPRする「Road to GMO AWARDS 2023」が行われました。天河さんは、実績を3つのポイントに絞って伝えるプレゼンが、分かりやすくて印象的でした。これまでも自身をアピールするのは得意だったんですか?

いや、入社するまで得意ではなかったです。

なぜプレゼンに自信があるようにみえるかというと、回数をこなしてきたからです。「GMO AD Partners AWARDS 2023」での2回のプレゼンと、GMOアドマーケティングで半期に1度おこなわれるテックイノベーション「Lightning Talk大会」など、プレゼンをする機会が多くあり、そこで経験を積めました。

発表内容は、普段の僕の仕事を知っている上司はもちろん、僕の仕事についてあまり知らない社外の友達にも聞いてもらい、どちらにも反応がいい内容を選びました。

あとはシンプルに練習。あの1分間の発表だけで300回は練習しました。身体で覚えるぐらいやって、初めてやっと自分の言いたいことが思うように伝えられましたね。

プレゼンでは、エンジニア用語を1つも使っていません。聞いている人は専門用語を言われた瞬間に「あー、なんか言っているな」と、気持ちが離れてしまうと思ったからです。エンジニアの僕でも「アーキテクチャ」や「Vue.js」などの専門用語を言われると「ウッ」ってなりますから。

―――「TAXEL」の開発現場でも、わかりやすさは意識していますか?

そうですね。「TAXEL」の開発では、事業部や営業部はもちろん、導入いただいているメディアの皆様がより使いやすくなるような新規機能の開発や不具合修正、お問い合わせ対応などを行っています。

システムの知識がない方でも直感的に使っていただけるプロダクトを目指していることからも、わかりやすく物事を伝える、現わすことは大切にしています。

―――どういった時、お客様から喜んでいただけますか?

素早い対応をした時に喜んでもらえることが多いです。僕も普段から迅速な対応を心がけているので、それに対する感謝があると僕も嬉しいですね。また、自らユーザーさんのことを考えた改修を行なって「便利になった」という声を頂いた時は嬉しいですね。

――――普段、どのような仕事の仕方を心がけていますか。

「即レス」ですね。実際に隣にいるのと変わらないスピード感でコミュニケーションすることを意識しています。

僕自身がせっかちというのもあると思いますが、事業部から頼まれる事というのは、大抵の場合、はやく対応して欲しい事だと思うんですよね。

「サイトへの導入を同意いただいたので、システムに登録してください」という連絡を受け取った際、5分以内に登録し終えて「登録しました!」と言うと「早すぎ!」と驚かれたりします(笑)

スピード感を意識した動き方として、最初から100点を目指さず、少し雑でもいいから成果物を早く出すことを大切にしています。そうした方が、依頼者と大きな齟齬が生まれず、余計な手戻りが少なくなると感じています。

―――新卒が大切にすべきことはありますか。

一つ目「挨拶」、二つ目「即レス」、三つ目は…とりあえず動き続けるという意味の「多動」です。

順番は前後するのですが、「多動」から説明します。

GMOアワードなどの舞台で自信持って発表できる事があるかどうかは、結局は日々の積み重ねだと思っています。開発タスク数と運用タスク数も普段の業務をきちんと行なっていると、結果的に部署内で「一番」タスクを実施していたと言う「数字」で表せるわけですよね。

技術ブログでの発信も積極的に行っていますが、執筆本数というのも積み重ねると数字で表せる成果になります。このようにシンプルにたくさん行動するというのは最終的に自分の評価につながってくると感じます。

GMOアドマーケティングが、そうした自由に「多動できる」環境だということも、恵まれていると思っています。

「Lightning Talk大会」では、グループパートナーが気軽に利用できるシナジーカフェ 「GMO Yours・フクラス」で人気の「デットクスウォーター」が、社内ポータルの監視カメラの画像から“あるかどうか”を判定するため、5000枚以上写真を撮影したり、「GMO Yours・フクラス」で働くパートナーにも2時間インタビューするなどしました。

こうして作成したデトックスウォーターの存在を判定するAIモデルの発表は、2023年上半期LT大会で金賞を頂きました。表彰式で取締役から「才能の無駄遣い」と言われましたが(笑)

ただこうした成果も、常に動いていることで得たことだと思います。動いていると面白い人とも知り合うことができるなど、新しいチャンスに出会えることを実感しています。

でも僕は多動よりも大切だと思っているのは一つ目の「挨拶」だと思っています。

――――挨拶が一番大事ですか!?

「自分からする挨拶」ですね。会社では、自分から挨拶することを意識しています。

GMOアドマーケティングに入社するまで僕は内気な性格でした。でも入社してから社内の人に自ら積極的に挨拶をすることで、人と臆せず関われるようになりました。

挨拶することを習慣化していないと、お客様がご来社された際に対応できなかったりします。そうすると会社のイメージにも影響しますし、自分自身も損します。

また、AIが発展してきて技術の役割をAIにある程度任せられる時代になった今だからこそ、技術だけでなく、このような礼儀や人格的なところをもっと大事にしていく必要があると思います。

なので皆さん、ぜひとも自ら進んで挨拶してください!

―――新卒エンジニアに向けたアドバイスはありますか?

これは自分自身も心得ていることですが、技術力は前提として大事だけど、それだけじゃなくて周りとのコミュニケーションや、人間力みたいなところも高めて欲しいです。

自分の持っている知識やプログラミングに自信を持ちすぎてしまうと、技術ばかりに目が行ってしまい、相手の本当に求めている事に気づくことができない事態に陥ってしまうこともあると思います。

事業というのは、自分がやりたいことよりも相手がやりたいことを実現することが大事だと思うので、そういう意味でもコミュニケーション、とくに相手の話をきちんと聞くという姿勢は大切にして欲しいですね。

――――今後の目標を教えてください。

まず自分が従事している業務範囲を完璧にしたいです。「TAXEL」に関しては誰よりも一番詳しいレベルになること。これは直近で、必ず成し遂げたい目標ですね。

来年(2024年)は入社3年目を迎えますが、自分の発案によって会社の売り上げや業務効率化に貢献していきたいです。

そして「GMOインターネットグループのエンジニアといえば天河」といった感じで社内外に知られるエンジニアになりたいです。

GMOインターネットグループ株式会社の成瀬さん(GMOアワード2021個人賞)はGMOデベロッパーエキスパートとしても活躍しており、社内外でも広く知られているエンジニアだと思います。

成瀬さんのように、テックカンファレンスにも登壇できるように、技術力を向上させるのはもちろん、発信力も高めていきたいです。

貴重なお話しをありがとうございました。
天河さんの今後の活躍に、ぜひご期待ください!

ブログの著者欄

西﨑 圭一

GMOインターネットグループ株式会社

Webディレクターとして企業サイトディレクションや、ライターとして従事。2022年GMOインターネットグループ株式会社に入社。グループ各社の開発者向け情報を発信する技術広報を担当。過去にはビジネス系メディアに寄稿も。好きな分野はAIのML/DLなど

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